ヨーロッパ17か国周遊記(フィレンツェ編①)

8月8日の朝、今日はローマを出てフィレンツェに移動する日。ホテルを出てテルミニ駅に向かう。列車に乗る前に、テルミニ駅の窓口で事前に買っておいたユーレイルパスをバリデーション(有効化)する。

ユーレイルパスは使用時に、バリデーションする必要があり、そのまま乗車すると不正乗車になってしまう。バリデーション自体は日付のついたスタンプを押してもらうだけ。この日から一カ月ヨーロッパの鉄道が乗り放題に。また、ユーレイルパスを持ってても、イタリア、フランス の特急列車 、タリス(ベルギー・オランダ・フランスを結ぶ国際列車)ユーロスター(イギリス・フランス・ベルギーを結ぶ国際列車)、 ドイツのICE Sprinter、 (ICEの中でも数が一日7本と少ないので殆ど見かけない)、寝台列車は全席指定で予約が必要であり、別途3~10ユーロ料金を支払う必要がある。

ちなみにイタリアの列車の指定料金は10ユーロかかる。日本で前もって予約が必要な全区間は予約をして指定券を入手してしてきたので、満席で乗れなということはない。

さて、乗車する高速鉄道は、Frecciarossa 9416便、10時20分ローマテルミニ駅発。イタリアの高速鉄道は Frecciarossa(金の矢) 、Frecciargento(銀の矢) 、 Frecciabianca (白の矢 )の3ランクに分かれていて、(のぞみ、ひかり、こだまみたいな感じ )それぞれ最高速度は、300km、250km、200kmと分かれており、停車駅も Frecciarossaの方が少なく、所要時間も短い。

電車は定刻にローマテルミニ駅を発車し、1時間30分後の定刻 11時52分にフィレンツェサンタ・マリア・ノヴェッラ駅に到着。280kmの道のりをたった1時間半で行けて便利。

フィレンツェはローマと違い徒歩で観光できるほどの広さの街。
まずは、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅 からフィレンツェのシンボルのドウオーモに向かう。

駅からドウオーモまでは徒歩5分。駅を出て左側を見ると一際目立つオレンジ色の巨大な屋根 のドウオーモ が既に見えており、そこに向かって歩くだけ。「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」。

ドウオーモ は大聖堂という意味で、正式にはサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂といい、 ドゥオーモ、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、ジョットの鐘楼の3つの建物から構成される、長さ153m×幅90m×高さ107mと世界で4番目に大きな
聖堂。

ドウオーモ

ドゥオーモ を見終わった後、徒歩でウフィツィ美術館に向かう。
この美術館では、ボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」、レオナルド・ダ・ヴィンチ「受胎告知」の超有名作品を始めとし、ラフェアロの名作等も多数展示されており、フィレンツェで必ず訪れるべき場所。

ウフィツィ美術館

美術館内の 第1~3廊下では、アルノ川にかかるヴェッキオ橋の美しい景色を眺めることができる。

次に向かうのはヴェッキオ宮殿 、 ウフィツィ美術館 からさほど離れない場所にある。1314年に建設され、フィレンツェ共和国の中央政庁があった宮殿。現在もなお市役所として使用されている。

ヴェッキオ宮殿

ヴェッキオ宮殿

正午にフィレンツェについて半日ほど観光し、ホテルに向かう。ホテルはAlamanni Hotelといい、中央駅の近くに位置するホテル。一泊3500円と安いが、部屋は清潔で、新鮮な野菜とチーズが出る朝食バイキングもある。ローマのホテルがイマイチだったのでここは天国。

フィレンツェに一日目はこれで終了、明日は日帰りでサンマリノ共和国を観光する。

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