ヨーロッパ17か国周遊記(モナコ編)

8月15日、今日はミラノからモナコへ向かう。ホテルをチェックアウトし、朝9時10分発の フランス国境にあるイタリア側の最後の駅、VENTIMIGLIA行きインターシティで地中海沿いを西に進む。電車はコンパートメント形式で6人部屋になっている。

ミラノを出発して1時間半、ジェノバに到着。コンパートメントの客はみんな降りてしまい、自分だけになる。先に降りた客が忘れ物をしたのでそれに気づき、追いかけて届けた。コンパートメントに戻り、窓の外を見るとジェノバのカラフルな景色が広がる。暫くして電車はまた地中海沿いを走りだす。
8月のコバルト色の地中海が太陽の光を受けキラキラと光る。ミラノを出発して4時間、電車は13時15分にイタリア国境の VENTIMIGLIAに到着した。

電車の客室

VENTIMIGLIAの乗り換えは30分。駅の自販機で2ユーロのサンドイッチを買い昼食にした。ここから先はフランス国鉄(SNCF)のTERという2階建てのローカル鉄道でモナコに向かう。13時47分、電車がモナコへ向かい走り出す。イタリア、フランス間はシェンゲン協定を結んでいるので入国審査はない。程なくしてフランスに入り、20分後の14時10分にモナコ公国、モナコ・モンテカルロ駅に到着。

モナコ・モンテカルロ駅

モナコ・モンテカルロ駅は地下にあり、天井のライトが印象的だった

【 モナコとは】

モナコはバチカン市国に次ぐ世界で2番目に小さい国家で面積2k㎡の小さな都市国家。大体東京ディズニーリゾートと同じくらいの大きさ

こんなに小さくても、モナコ公国はれっきとした独立国家で、王様ではなく貴族が国家元首をしており、元首は貴族なので王国ではなく公国となる。人口は約3万人でフランス系とイタリア系大半を占める。

この国の特徴として富裕層が多い国だけに治安は非常に良く、町のいたるところに警官がおり、夜も問題なく歩けるらしい。
治安の良さは世界トップで欧州に多いスリなどの犯罪もほとんどない。治安が悪いローマと比べると天国に感じる。

モナコ駅を出て、街歩きをしてみる。港にはクルーザーが所狭しと係留されており、セレブ感を感じる。

港から少し内陸側に入ると、モナコ大公宮殿に着いた。実際にモナコ大公が住んでいるらしく、毎年の一時期内部を一般公開しているとのこと。

モナコ大公宮殿

大公宮殿

大公宮殿を後にし、モナコ海洋博物館に向かう。この海洋博物館 は海洋研究学者でもあった、モナコ大公アルベール1世 によって1910年に建設された由緒正しき歴史ある水族館。中は昔の木造船や骨格標本等の博物館エリアと、水族館エリアがある。水族館エリアは地中海エリアと熱帯エリアがあり、それぞれの地域の魚が泳いでいる。

モナコ海洋博物館

モナコ海洋博物館

モナコ海洋博物館を出て、大公宮殿付近のモナコ大聖堂(別名グレースケリー大聖堂)に向かう。大聖堂は、1252年に建設されたモナコ最初の教区教会のあった場所に、1903年に建てられた。グリマルディ大公家の人々の多くがここに埋葬されていおり、あのグレース・ケリーもここに埋葬されている。灰色の石造りの大聖堂で重厚さを感じる。

モナコ大聖堂

グレースケリー大聖堂

モナコ市街は先述したようにディズニーリゾートくらいの広さなので半日で見て回ることができた。 17時前にはモナコ駅に戻り、 これからどこに向かうかというと、電車で20分ほど離れたフランスのニース。というのもモナコ市内はホテルが極端に高く最安値のホテルが7万円からだったので、付近の比較的大きい都市のニースに泊まることに。

ちなみにニースはアパートメント形式の個人ホテルで40ユーロと割と安く泊まれた。この日はニースに泊まり早めに就寝した。今日はミラノ→モナコの長距離を移動したので疲れた。明日は来た道を戻りミラノ経由でスイスに向かう。

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