ヨーロッパ17か国周遊記(オランダ・アムステルダム編)

8月28日、今日はアムステルダム市内を観光する。ホテルを出てトラムに乗り、アムステルダム中央駅に行きそこから市内観光をスタートする。

アムステルダム中央駅は、オレンジのレンガ作りで優美な感じ。
駅舎には2本の塔があり、日本の東京駅は、このアムステルダム中央駅をモデルにして設計されたという説がある。

アムステルダム中央駅

アムステルダム中央駅を出発点に、ダムラック通りを10分ほど歩き、街の中心地であるダム広場に到着。ダム広場を囲むように王宮やバイエンコルフの豪華な建物が並び、観光客でいつも賑わっている。

ダム広場の西側に建っている立派な建物は、現在は迎賓館として使われている王宮。1655年市庁舎として建てられが、1808年、ナポレオンの弟ルイ・ボナパルトが王宮として接収。その後アムステルダム市に返還され、市がオランダの王家に献上し現在に至るまで王宮として使用されている。7つの入口はオランダ独立を決めた7つの州を表し、正面にはゾウや蛇などアジアの生き物が彫られ、貿易大国だったオランダの栄華が感じられる。王宮の中も10ユーロで入場可能で、裁判の判決が言い渡されたという「審判の間」、大理石の床に世界地図が描かれている「市民の間」などが見学可能。

王宮

ダム広場に面しているもう一つの豪華な建物は「バイエンコルフ」というオランダ随一の高級デパート。高級ブランドは一通り取り扱っているようだ。最上階にはフードコートが入っているので、気軽に食事がとれる。

バイエンコルフ

次はダム広場から延びる「ラートハウス通り」を10分ほど歩き、西教会に到着。隣にはアンネフランクの隠れ家があり、アンネの日記にもよく登場している教会。塔の頂上のカラフルな装飾が個人的に気に入っている。

西教会

西教会の隣に建つアンネフランクの家は、ナチスドイツによるユダヤ人迫害から逃れるため、アンネ含むフランク一家が約2年間の隠れ家生活を送った場所。
アンネが当時住んでいたままの建物が保存されており、 当時の生活を間近に感じることができる。 注意点としては、大人気の観光地で予約制になっており、1か月前から予約しないとチケットが取れないことがある。屋内は写真撮影禁止で、 階段が非常に急なので、踏み外さないように。

アンネフランクの家

運河沿いを歩いていくと、ムント塔が見えてきた。。
この塔の歴史は大変古く、5世紀に町を取り囲んでいた城壁の一部として造られ、17世紀に城壁を取り壊し、残った塔の上に時計台を設置したのが現在のムント塔。 30分おきに美しいカリヨンの音色を響かせてくれる。

ムント塔

アムステル川に架かるマヘレの跳ね橋は、アムステルダムに現存する唯一の木造跳ね橋。この橋が造られたのは17世紀、現在でもこの跳ね橋は現役で稼働しており、時間になると開閉して船が通過している。跳ね橋が多数あるアムステルダムの中で一番有名な跳ね橋。

マヘレの跳ね橋

午後は美術館を見て回ることにする。アムステルダムにはアムステルダム国立美術館とゴッホ美術館の2大美術館があり、まずはアムステルダム国立美術館に向かう。アムステルダム美術館には、レンブラントの『夜警』や『自画像』を筆頭に、フェルメールの『牛乳を注ぐ女』など、中世から20世紀までの名作が並んでいる。前述の 有名作品は2階にあり、時間が無い人はまず2階から回るといい。

★アムステルダム国立美術館基本情報 
年中無休 9:00~17:00  入場料:20ユーロ

アクセス:2番トラム(Nieuw Sloten行き)もしくは5番トラム(Amstelveen Binnenhof行き)に乗り、アムステルダム国立美術館前(Rijksmuseum)で下車すぐ。頑張れば市内中心部からも30分程で歩いて行ける。  

アムステルダム国立美術館

レンブラントの夜警  

アムステルダム国立美術館の最大の目玉作品。世界史の教科書にも大抵は載っておりおなじみで知名度は高い。市民自警団が出動するシーンを明暗法で描かれている名画。

フェルメールの 「牛乳を注ぐ女」この美術館のもう一つの目玉。日本でも人気が高い彼の最高傑作がこれ。使用人の女性が牛乳を注ぐというありふれた日常風景を描いている。

次に向かったのはゴッホ美術館。この美術館はゴッホのコレクションを収蔵しており、油彩画200点以上、素描画約500点が収蔵されている。ちなみにゴッホが生きている間売れた絵はたった1点で、亡くなってから評判が上がっている。

美術館にはゴッホの自画像、「ひまわり」、「ジャガイモを食べる人々」等の誰もが知る最高傑作が展示されている。
内部の撮影は禁止でなので、残念ながら写真はない。

★ゴッホ美術館の基本情報

年中無休 9:00~17:00   料金:18ユーロ
アクセス:2番トラム(Nieuw Sloten方面行き)または5番トラム(Amstelveen Binnenhof方面行き)に乗り、ゴッホ美術館前(Van Baerlestraat)で下車してすぐ。アムステルダム国立美術館からも徒歩圏で近いので、併せていくとOK。

美術館を見終わると17時を回っていたので、ホテルに戻ってアムステルダム観光を終了。明日はオランダの地方都市巡りをする。

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