ヨーロッパ17か国周遊記(ロンドン編②)

9月13日、11時45分にダブリンを行きと同じライアンエアーで出発し、13時20分にロンドンガトウィック空港に到着。14時過ぎには市内に戻ってこれたため、 グリニッジ天文台へ向かってみる。グリニッジ天文台は地下鉄Cutty Sark駅から徒歩10分
駅からはかなりの坂道だが、登り終えたときの景色はロンドンを一望できる絶景だった。
1884年、ここが子午線0度に決められ、時刻を決めるグリニッジ標準時が採用された。現在は天文台としての機能は無く、内部は博物館となっており、イギリスが世界的な海洋国家として世界各地での時間の客観的な数値化に如何に苦労したかが展示物とともに、説明されている。

グリニッジ天文台

世界標準の子午線。ここを基準に世界標準時は決められている。ただ、現在の本初子午線は、実際には約100mほど東の位置らしいのだが、観光客は誰も気にしていない。

グリニッジ天文台を見ていたら日が落ちたので、アイルランドに行くまでに泊まっていたホテルと同じホテルにまたチェックインする。受付の人が、あれ?数日前にチェックアウトしたのに、また来たのかという顔をしていた。

9月14日。今日は一日中ロンドン市内の観光をする。まず向かったのはロンドンの顔であるビックベン。

ビッグベン

ビッグベンは、世界遺産にも登録されている国会議事堂(ウエストミンスター宮殿)の時計台で、イギリスで最も人気の高い観光スポット。
アクセスは地下鉄ウェストミンスター駅からすぐ。 高さ96.3mの時計台で、ロンドンを象徴する建造物となっている。

国会議事堂= ウェストミンスター宮殿とセットで見ておきたいおすすめスポットは、宮殿のすぐ近くにある「ウェストミンスター寺院」。歴代の王の戴冠式が執り行われ、ダイアナ妃の葬儀もこの場所で行われるなど、英国の重要な式典が行われる教会。ここウエストミンスター寺院は、ウェストミンスター宮殿と同じく1987年、世界遺産に登録された。

ウェストミンスター寺院

時刻は13時過ぎ、次に向かったのはバッキンガム宮殿。

アクセス :地下鉄-Victoria駅からすぐ

入場券を買うのに列ができており、1時間ほどかかりようやく購入。

バッキンガム宮殿

バッキンガム宮殿はロンドンにあるイギリス王室の宮殿であり、ロンドンで最大の観光名所の一つ。宮殿はエリザベス女王のロンドンの公邸であり、女王の執務の場でもあり、諸外国からの賓客を迎える際の迎賓館でもある。
世界には色々な王宮があるが、このように王宮が実際に居室や執務の場として使われているのは非常に珍しい。夏期のみ内部見学ができ、 レンブラント、ルーベンスの絵画や素晴らしい磁器、家具など実際の王宮の豪華な室内、調度品を見学できるが、内部撮影は一切禁止。
まあ、現役バリバリの宮殿だからセキュリティー面でも撮影禁止は仕方ない。
またもう一つ有名なのは、衛兵の交代。真っ赤な制服と黒い帽子の兵隊の行進は必見。日時の確認も忘れずに。

バッキンガム宮殿。内部は撮影禁止

この次に向かったのはタワーブリッジ。
アクセス:地下鉄タワーヒル駅から徒歩3~4分 。タワーヒル駅から向かうと、橋を渡る手前にロンドン塔、橋からシティ・ホール、ザ・シャードが綺麗に見れ、一気に名所を見て回れる。

タワーブリッジ

タワーブリッジは、ロンドンを流れるテムズ川に架かる大きな橋。ゴシック様式の2基の尖塔を持ち、大型船が通るときには跳ね橋が開く。橋の長さは244メートル、尖塔の高さは65メートルある。橋の尖塔をつなぐ高さ40メートルのガラス張りの展望通路に上ることができ、ロンドン街並みを見渡せる。また、尖塔内にはタワーブリッジの歴史や開閉の仕組みを展示する歴史博物館もある。

テムズ川沿いを歩いて見えてきたのは、セント・ポール大聖堂。
アクセス:地下鉄セントポール駅からすぐ

セント・ポール大聖堂

この セントポール大聖堂は、 1807年に建築され、長くロンドン市民に親しまれている教会であり、現在も毎日5回の礼拝が行われている。またチャーチル首相やサッチャー首相の葬儀、チャールズ皇太子とダイアナ元妃の結婚式が行われた場所としても有名。 階段でドームのてっぺんまで登れるが、かなりきつくて狭い階段を上らないといけないので、自信のない方は無理しないほうがいい。いったん上ると後戻りできないので注意。展望台からはロンドンの街が一望できる。

タワーブリッジを渡った先のミレニアムマイルを歩いていたら奇抜なデザイン
の市庁舎が見えてきた。
入り口ではセキュリティチェックがあり、窓際の大きく螺旋になっている廊下を上がった。中では特に何かあるわけではないが、ニット帽みたいな風変わりな形の市庁舎が歴史的な建築物と共存する姿は、今と昔が入り混じるロンドンを表している。

市庁舎

今日の最後に立ち寄ったのは、ロンドンアイ。
テムズ川のほとり、国会議事堂等の対岸にある巨大な観覧車。
2000年、ミレニアム記念事業として建設された大観覧車が「 ロンドン・アイ」。20人乗りの巨大なカプセル型のゴンドラを32個備えており、最高到達地点は地上135m。

ロンドンアイ

ゴンドラからはバッキンガム宮殿やセント・ポール大聖堂、国会議事堂などの市内の観光スポットのほか、晴れた日にはウィンザー城までも見渡すとができる。ロンドンの有名な観光名所を一挙に見下ろすことができるため、常に多くの観光客で賑わっている人気のアトラクションになっている。19時から1時間ほど並んだら、夜景がいい感じになってきた。観覧車から見えるライトアップされたビックベンが最高。

ロンドンアイを降りて、ライトアップされたビックベンを近くから眺めている。黄金色に浮かび上がったビックベンが美しい。

日が落ちたので、ホテル近くに戻りホテル近くのアラブ系移民がやっている食堂で晩御飯を買って帰る。イギリスの食事事情はお察しの通りだが、この食堂はケバブがメインでフィッシュアンドチップスも売っており、味は上々。ロンドンで移民がやっている料理は結構旨いことが多いので、イギリスで食事が合わなくて困るということはない。

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