ヨーロッパ17か国周遊記(北京編)

9月17日、今日は一カ月半過ごした欧州を出発し、日本に帰国する。

9時ごろホテルをチェックアウトして、ガトウィック空港に向かう。中国国際航空はヒースロー空港ではなくガトウィック。ガトウィックはLCC向けのイメージがあったが、中国国際航空もここに就航している。イギリスを出国して、13時の便に乗り12時間のフライト。到着2時間前になり、朝食のアナウンスで起きると、北京の朝日が窓から見えていた。一か月半ぶりのアジアの朝日だ。

北京には早朝に到着。羽田行きの便は17時発なのでそれまで北京市内を観光することにする。中国は行きに上海に立ち寄って以来1カ月半ぶりとなる。

北京の空港からのアクセス:エアポートエクスプレスが、ターミナル3⇒ターミナル2⇒三元橋(地下鉄10号線乗り換え)⇒東直門(地下鉄2、13号線乗り換え)の順に停車する。料金は25元と少し高め。上海みたいに空港に地下鉄が直結してくれると嬉しいんだけど。。。

まず向かったのは、北京の中心「天安門」。
アクセス:地下鉄1号線「天安門西」OR「天安門東」
天安門広場とは、故宮天安門に隣接している広場で、南北880メートル、東西500メートルにもわたる世界最大の広場。最大で50万人もの人を収容でき、世界中からの観光客が訪れている。天安門広場内は、多くの警備兵がパトロールし配置されている。国国内の政治運動の中心地でもある広場のため、デモ等が起こらないよう目を光らせている。まあ、1989年にピー(検閲)があったから仕方ないよねえ。

天安門

天安門に隣接する紫禁城(故宮)に入ってみる。
入場料4月〜10月: 60元、11月〜3月: 40元。

「故宮」は、かつて「紫禁城(しきんじょう)」と呼ばれた世界最大の宮殿。明代の1406年に建設開始され、1421年に南京から北京へと遷都して以降、清朝滅亡まで歴代皇帝が暮らす居住空間であり、中華王朝における政治の中心地だった。
清朝最後の皇帝を描いた映画『ラストエンペラー』の舞台であり、ロケ地となったことでも有名。
現在は共産党政権に移って、ここで政治が行われることはなく、隣の人民大会堂で政治が行われている。よって現在は故宮博物館として広く一般に公開されており、世界中から観光客が訪れている。

故宮の入口をくぐるとすぐに見える太和門(たいわもん)。この先に紫禁城の中心地の太和殿 がある。

紫禁城の、メインスポットは、現存する中国最大の木造建築である「太和殿」。故宮の中心部に位置するこの太和殿は、中華王朝の中心であり、現在の建物は清の時代の1695年に建造されたもの。 とにかく紫禁城の中は広く建物と建物の距離が広い。広さ的には紫禁城>ヴェルサイユ宮殿>>>>>バッキンガム宮殿。という感じ。観光客が多数いるが、敷地がとてつもなく広いのであまり混雑はしていない。とにかく歩くので体力が要り、2時間くらいは時間を見たほうがいい。

11時頃に紫禁城を出て頤和園に向かう。北京は地下鉄網があるから移動に便利。

頤和園は北京市街地の中心部に建つ紫禁城の北西に位置する広大な庭園で、1998年世界遺産に登録されている。

アクセス:地下鉄4、16号線「西苑」 or 地下鉄4号線「北宮門」

頤和園

清朝第6代皇帝の乾隆帝が、母の還暦を祝って造営したという頤和園。中国屈指の名園と謳われ、その敷地面積は約290万平方mにも渡る。広大な庭園の約4分の3の面積を占めるのが昆明湖と呼ばれる人工湖で、杭州の西湖を模して造られたと言われている。この巨大な人工湖とその周囲に点在する色鮮やかな中国建築の数々が、頤和園の魅力を表している。めっちゃ歩くので駆け足で行っても所要3時間は見込んだ方がいい

園内にある万寿山の中腹に建つ 八角三層 の仏香閣は、頤和園のシンボル。
約20メートルの基壇の上に聳える高さ約36.5メートルの塔は壮大なスケール。
基壇上部からは、頤和園の全景を見渡せる絶景を望むことができる。
塔の内部には、高さ5メートルの千手観音菩薩像が安置されている。あと、内部の階段が45度近くかなり急なので要注意。もし足を踏み外すと大惨事になりそう。

時計を見ると、帰りの羽田行きの便の時間が迫っていたので、急いで空港に向かう。中国国際航空はスコールで3時間ほど遅れ23時ごろに羽田に到着。

これで48日にわたりヨーロッパ17か国を回った旅行が終了。ヨーロッパの有名観光地を毎日訪問する夢のような48日間だった。一時帰国するものの旅はこれからも続きます。

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