イベリア半島・マルタ・モロッコ旅行記(バルセロナ編②)

12月7日、今日は一日バルセロナ市内を散策する。

今日はバルセロナ市内のガウディ建築群をメインに回っていく。
朝8時にホテルを出て最初に向かったのは、カサ・カルベー。

カサ・カルベー

アクセス: 地下鉄1,4号線Urquinona(ウルキナオナ)駅から徒歩3分

カサ・カルベー は、第一回バルセロナ建築年間賞を受賞したガウディの作品。
繊維業者だった、カルベットの依頼により1階が事務所、2階が住居また3階以上は賃貸マンションとして建てられた。他のユニークなガウディ建築と比べると、非常に地味な外観で余程注意して見ないと気が付かない。

先に一番地味な建物を見ておいて、段々カサパトリョ⇒サグラダファミリアと、ユニークのレベルを上げていく作戦。
この建物は現在も住居として使用されている為に中の見学は出来ない。
ただ、1階部分はレストランがあるので食事を兼ねての見学はできる。

結構地味。。。

今日は天気がいいので、あえてメトロを使わず歩いてカサパトリョへ向けて移動していく。12月にも関わらず気温は15℃で非常に過ごしやすい。

カサパトリョ

アントニオ・ガウディ作品群の1つとして世界遺産に2005年に登録された建物。屋根の一部が盛り上がり、ドラゴンの背に見える事から、カタルーニャの守護聖人サン・ジョルディのドラゴン退治の物語をイメージしていると言われている。
個人的にはカサパトリョがガウディ建築の中でカラフルかつユニークで一番好き!

入場料:24.5€
アクセス:地下鉄2,3,4号線Passeig de Gràcia駅から徒歩すぐ

内部は美しいステンドグラスの大きな窓から光が差し込み、曲線でデザインされた室内はユニークそのもの。

カサ・ミラ

ガウディ晩年の作品。直線部分を持たない波打つような外観は、地中海をイメージしていると言われている。1984年にユネスコ世界遺産に登録されたが、現在でも賃貸部分に人が住んでいる。その他の部分はガウディ建築の博物館になっており居住部分や屋上も見学でき、屋上にはサグラダ・ファミリアを臨むことができる。
入場料:22€
アクセス:地下鉄5号線Diagonal駅から徒歩3分

サグラダファミリア

バルセロナ観光地の一番のスポットで絶対外せないのが、1882年から着工されながらも未だ完成していないこのサグラダ・ファミリア。
アントニオ・ガウディの未完の建築作品で、 2005年にはユネスコの世界遺産にも登録された。 ガウディの死後、弟子達によって作られた資料もスペイン内戦で焼失してしまい、完成まで300年以上はかかると言われていた。しかし、最近の3Dプリンター等のIT技術の進歩と、観光客増加によって得た資金で、2026年中の完成が見込まれている。
入場料:15€
アクセス:地下鉄2、5 Sagrada Família下車

このサグラダ ファミリアの顔ともいえる、「生誕のファサード」は、太陽が登る東側に位置し、ガウディ自身が指揮を執って最初に完成させた場所です。中央の「愛徳の門(慈愛の門)」、向かって右側の「信仰の門」、左側の「希望の門」と、4本の鐘塔から構成されており、キリスト誕生の喜びが表現されている。その見事なまでの装飾は壮大で作りが細かく、世界中の他の教会とは比べ物にならない美しさを誇っている。

生誕のファサードから中に入ると、 奇抜な柱と天井が織りなす絶景が広がっていた。 ガウディは樹木のモチーフの柱で、丸天井を支えるようにデザインし、天井には殉教のシンボルであるシュロの葉のモチーフが飾られている。
教会内部は、他の教会とは一線を画しており、もはや異世界のよう。また、色とりどりのステンドグラスによって、聖堂内部にレインボーシャワーが降り注いでいる。

塔には、聖堂内部にあるエレベーターで登ることができます。なお、塔への入場付きチケットが必要になりり、購入の際に、申し出る必要がある。

サグラダファミリアの塔から眺めで、ひときわ目立つ建物がトーレ・アグバールといい、 バルセロナ近郊の奇岩の山の形状と噴き上がる水の形をイメージした水道局のビルだそう。

サグラダファミリアから歩いてグエル公園に向かう。

グエル公園

町の中心から少し離れた静かな公園。
小さな家やベンチのモザイク、でこぼこした壁など、公園内に風変わりなガウディの作品が散りばめられている。
このグエル公園はガウディのパトロンであったグエル伯爵が、ガウディと共に上流階級向けの庭園住宅として建設していたもの。しかし前進的過ぎる構想が理解されず、購入は60軒中2軒のみ(うち一人はグエル伯爵)で、グエル伯爵が亡くなった後、バルセロナ市に寄与され公園となった。ガウディ建築特有の波打つ曲線、陶器やタイルの破片をモザイクのように覆い、自然と建築物が調和されている。
ちなみに、グエル公園は無料の区間と、ガウディ要素が強い有料区間で分かれている。


入場料:一般8.5€
アクセス:地下鉄3 Lesseps下車後徒歩20分

時刻は17時を過ぎ、夕日が差してきた。ガウディ建築を見終わり、次に向かったのがカテドラル。

カテドラル

高さ92mのふたつの八角形の鐘塔が特徴の教会で、 13世紀から150年もの時をかけて建設された。カタルーニャ地方の独特な様式とゴシック様式が融合した、スペイン特有の教会。中央祭壇には町の守護神「サンタ・エウラリア」の墓があり、回廊の美術館にはバルトロメ・メルメッホの「デスプラ僧正のピエタ」が収蔵されている。サグラダファミリアの陰に隠れてはいるが、従来からのバルセロナの中心的な教会はここである。

アクセス:地下鉄Jaumel下車

料金:7€(回廊、美術館、展望台特別入場券)

カタルーニャ広場

カタルーニャ広場は、バルセロナの中心地ともいえる広場。エアポートバスの始発と終点はここ。

海沿いの景色が美しい。

12月で日が短く、18時30分にはすっかり日が落ちてしまった。折角なのでライトアップされた夜のガウディ建築群を見に行ってみる。

夜のカサパトリョ 曲線がユニークが外観のカサパトリョがライトアップされ浮かび上がる。中にトトロが住んでいるような気がする。。。

夜のサグラダファミリア 生誕のファサードが黄金にライトアップされて夜に浮かび上がる。

裏側は白にライトアップされており、表側と裏側で全然違った姿を見せている。

丸一日かかって、バルセロナのガウディ建築を中心としたメインスポットを見て回ったが、バルセロナは超一級観光都市だけあって面白い。
個人的にはカサパトリョのユニークな曲線デザインが一番好き。 ガウディ建築以外にも見どころが多数あるが、それららを全部回るには1週間かかるだろう。

バルセロナはスペインを訪れるとき、絶対に外せない面白さ満載の都市なので全力でオススメしたい。ガウディ建築以外にも、カタルーニャ地方特有の文化やグルメもあるので楽しみは尽きない。
明日はフランス国境にあるアンドラ公国に向かう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA