イベリア半島・マルタ・モロッコ旅行記(マルタ編)

12月9日、今日はバルセロナ空港からマルタに向かう。7時50分のルフトハンザ航空 1817 便ミュンヘン行きに乗る。ミュンヘン空港の乗り継ぎが2時間40分あったが、空港には無料のコーヒーやココアサーバーがあり、ゆったりできた。
ミュンヘンを12時40分に出発するマルタ航空が雪でディレイし、マルタには定刻1455分から1時間遅れた16時に到着する。

■マルタ空港から市内のアクセス

空港から市街までは10kmほど距離が離れており、市街地までの公共交通手段は、
バスかシャトルバスになる。

今回はバスで行ったので、バスを中心に紹介しておこう。

①バス
バスは空港から市内まで最安で行ける交通手段
料金:3/27〜10/30の間は2ユーロ。10/31〜3/26の間は1.5ユーロ。
時間:40分
X1~4というバスが、市内に行くバス。逆に市内から空港に行くときもX番のバスが空港に行く。

②乗合シャトルバス
料金は空港からバレッタ、スリマ、セントジュリアンズまで5ユーロ。時間は路線バスより早く30分くらい。

ちなみにタクシーは20ユーロ位。

ホテルは中心のバレッタではなく、セントジュリアンズに取っていたので、空港からセントジュリアンを目指す。マルタのホテルは首都のバレッタよりは、少し離れたセントジュリアンやスリーマに多く集まっている。

本日泊まったホテルはこのThe St. George’s Park Hotel

オフシーズンなこともあり、たった2300円で泊まれた。施設は豪華でコスパ最高
https://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g227101-d269977-Reviews-The_St_George_s_Park_Hotel-Saint_Julian_s_Island_of_Malta.html

今日はもう日が暮れるので、近くのピザ屋で夕食にピザを食べホテルでゆっくり休む。近くのビーチも少し行ってみたが、オフシーズンで人が少ない。

12月10日、今日はマルタ島内を観光する。
まず向かったのは首都のバレッタの街 。
地中海の中央部、シチリア島とアフリカ大陸の間に浮かぶ5つの島々からなるマルタ共和国。その首都ヴァレッタは、「ルネサンスの理想都市」といわれ、街全体が世界遺産に登録されている美しくも堅固な要塞都市。

リパブリック通り

バレッタの町の入り口からまっすぐ伸びているメインストリートがリパブリック通り。観光客や地元の人など、いつも多くの人々でにぎわっている。

車が通らない歩行者天国の通りで、お土産屋さん・ブティック・レストラン・カフェ・両替屋など様々なお店が立ち並んでおり、
バレッタの主要な観光地である、考古学博物館・聖ヨハネ大聖堂・騎士団の宮殿などもこのリパブリック通りに面している。

聖ヨハネ大聖堂

聖ヨハネ大聖堂は、1577年に騎士団がその名前を冠したキリストの授洗礼者である「聖ヨハネ」を称えるために建てた大聖堂。教会の中は、一面に施された黄金の彫刻があり、シンプルな外観とは打って変わって豪華。
本堂の天井には騎士団の守護聖人である聖ヨハネの生涯が描かれ、大理石でできた騎士団員の墓碑が床一面に広がっている。また側面には、騎士団の出身地ごとに分かれた8つの礼拝堂があり、それぞれの守護聖人が祀られている。

パレス広場 Palace Square

リパブリック通りの中間あたりにある広々とした パレス広場 Palace Square
ここまでは歩行者天国になっている。

リパブリック通りの終点からマルタの港を見渡す。

対岸には聖アンジェロ要塞が見える。

カーマライト教会 Carmelite Church

高さ62mのクーポラを持つ カーマライト教会 Carmelite Church
ヴァレッタの町並みに埋もれるように建っている教会。ファサードが街並みに隠れてしまっており、全景をうまく見ることができるスポットが無いのが難点。

マノエル要塞

バレッタ側から見たマノエル要塞。よく見ると城壁が星形になっている。
マノエル島はバレッタとスリーマの間に浮かぶ小島で、小さな橋が架けられておりマルタ本島から歩いて行くことができる。

午前中にヴァレッタ市内を見終わり、午後は郊外のイムディーナに向かう。

イムディーナ

ヴァレッタからバスで約40分。マルタの旧首都であるイムディーナは、中世の雰囲気漂うのんびりとした町。 アラビア語で「城壁の町」を意味する「イムディーナ」は 歴史を感じる石造りの道路や町並みはまるで映画の世界で、路地に入れば人の気配がなくなる為、「静寂の町」ともいわれている。小さい町なので、1時間ほどで観光できる。
★アクセス:バレッタ バスターミナルC2乗り場から51または52番のバスに乗りMdinaで下車。

昼下がりのイムディーナの街中を歩く。堅固な城塞都市らしく、細く曲がった道が続く。 人がおらずとにかく静かで、静寂の町と言われているのも納得。 街にはほぼ自分しか居ないので中世にタイムスリップした不思議な気分になる。

誰もいない。。。

高台からのイムディーナの眺め。遠くにある町はヴァレッタ。

聖パウロ聖堂

聖パウロ聖堂は、イムディーナを代表する大聖堂で、バロック様式の建物の両側には二つの鐘楼が配置されている。 12世紀に作られたが1693年の大地震で倒壊し、1705年に現在の姿に再建された。

荘厳な空気に満たされた教会内部では、聖ヨハネ大聖堂と同様、マティア・プレッティ作の天井画が見られる。なかでも「聖パウロの難破」のフレスコ画は有名。 大聖堂の中は壮大で、聖パウロの難破の場面やその生涯が描かれていた。
聖パウロに捧げた教会であることから、聖パウロは聖ペテロと並んで描かれている。

聖パウロ大聖堂は赤い屋根のドームも持っており、角度が違うと違った景色になる。

シエージュ ベル ウォー メモリアル (SIEGE BELL WAR MEMORIAL)

このSIEGE BELL WAR MEMORIALは、第二次世界大戦で亡くなったマルタの人々を追悼するめに作られた。マルタは第2次世界大戦時、地理的に重要な拠点だったため、イタリアから激しい爆撃を受け多くの建物が崩壊した。犠牲になった7000人以上の軍人と民間人を称え追悼の碑が建てられている。

メモリアルからの眺め。要塞が見える。

ちょうどこのあたりで17時になり日が暮れたので、マルタ観光は終了。
マルタは 温暖な気候に美しい海、 中世からの城塞都市や古代遺跡 を楽しむことができ、それほど人が多くなく落ち着いて街の雰囲気を楽しめるので、お勧めしたい場所。物価も安く、ゴゾ島などそこそこの見どころもいくつか散らばっているので、長期滞在してゆっくり観光することもできるだろう。
マルタの次はアフリカ大陸のモロッコに向かう。

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