イベリア半島・マルタ・モロッコ旅行記(ポルトガル・リスボン編)

12月15日、今日はカサブランカ9時15分発のTAPポルトガル航空リスボン行きのフライトに乗る。空港には2時間前の7時15分に居ないといけないので、朝5時にホテルをチェックアウトして、真っ暗な道を歩きCASA VOYAGEURE駅に向かう。2回も迷ったこの道のりだが、最後は迷わずに行くことができた。

TAPポルトガル航空の機体は小さいエンブラエル製で、軽い朝食が機内食と出てきた。フライトは定刻にリスボン空港に到着。アフリカ大陸からイベリア半島に戻ってきた。

リスボン

ヨーロッパの最西端にある、ポルトガルの首都リスボンは、テージョ川河口の丘に位置する大航海時代の歴史が残る街で、中世のまま保存されているレトロな街。リスボンの街は比較的小さく、丸2日もあれば大体の観光スポットは満喫できる。西欧の他主要都市と比べると、派手さはないものの、落ち着いた街の雰囲気を十分に堪能できる。
また、ポルトガルが一人当たりGDPが200万円位と、西欧で一際安く物価が西欧の主要都市の半分以下。 交通費も安く、おいしいポルトガル料理も安く楽しめる。

★リスボン空港から市内へのアクセス

地下鉄とエアロバスがあり、オススメは早くて安い地下鉄
①地下鉄(レッドライン)
料金:1.5ユーロで、1時間以内なら乗り換えが自由。
所要時間: 中心部まで30分でアクセス可能

②エアロバス
空港と市内中心部を結ぶCarris社のシャトルバス。チケットは到着ロビーのツーリストカウンターもしくは乗車時に運転手から買う。
料金:3.5ユーロ
所要時間: 中心部まで30分でアクセス可能
【ライン1】カイス・ド・ソドレ駅(シティセンター)行き
【ライン2】フィナンシャル・センター行き

空港から出ると、エアロバスが止まっていたので、そそくさとリスボン市内に向かう。リスボンはごちゃごちゃしたモロッコと違い落ち着いてなんか安心できる。

ただ、エアロバスをどこで降りたらいいかよく分からなかったので、とりあえず終点まで乗ってみる。終点で降りたが現在位置がよく分からないので、周囲をふらふら歩いていると、広いエドワード7世公園にたどりついた。

エドワード7世公園

1902年、イギリスのエドワード7世のリスボン来訪を記念して作られた幾何学模様の美しい巨大なフランス式庭園。この公園は、ポンバル侯爵広場前から上へと続く斜面に長方形に作られており、両側には木々が茂る遊歩道が延びている。

午後になり、雨がパラパラ降ってくる。とりあえず、ケバブ屋に入り雨宿りを兼ねて昼食をとる。ポルトガルは物価が安くケバブ屋1個1.5ユーロ。

ロシオ広場

坂がちな町を歩くこと1時間、リスボンの中心部のロシオ広場に到着。
ロシオ広場はフィゲイラ広場のすぐ西側にある広場で、正式名称はペドロ4世広場というが、ロシオ広場が通称として市民によく使われている。ロシオ広場の中央にはペドロ4世の像が建っている。
ロシオ広場には沢山のレストランやカフェ、お店があり、地下鉄・バス・市電の駅が集まるリスボン観光の拠点。

グロリアのケーブルカー(ELEVADOR DA GLORIA)

個人的にリスボンで一番フォトジェニックな場所。この旅一番の写真が取れた!

リスボンは坂が多い街で、ケーブルカーが3路線あり、そのうちの1路線のグロリアのケーブルカーは、リスボン中心のレスタウラドーレス広場と、丘の上のバイロ・アルト地区を結ぶのがグロリア線で、サン・ロケ教会の裏手が終点。
ケーブルカーはガラガラと古い機械特有の大きい音を立てて、ゆっくり坂を登っていく。

フィゲイラ広場

ロシオ広場のすぐ東側に位置する、ジョアン1世の騎馬像が目印の広場
ここも交通機関が集まっており、ロシオ広場と並んでリスボン観光の起点とな場所。
広場の周辺には多くのレストランやカフェが店を構え、昼夜問わず観光客で賑わっている。

サンタ・ジュスタのエレベーター

繁華街バイシャ地区の中にある、 坂の上のシアード地区を結ぶ 「サンタ・ジュスタのエレベーター。高さ45mの鉄骨製で、1902年当時は蒸気動力で動いていた。今は電動で動いている。

このエレベーターを設計したのは、エッフェル塔を設計したエッフェルから、建築工学を学んだポルトガル人のポンサルド。
料金:5ユーロ

エレベーターの中は木造で歴史を感じる。

坂の上のシアード地区からは、オレンジ色の屋根が綺麗に並ぶリスボン旧市街の景色を眺める事が出来る。

コメルシオ広場(Praça do Comércio)

1755年に地震で倒壊したリベイラ宮殿があった場所に造られた広場。広場中央にはポルトガル国王ジョゼ1世の騎馬像があり、奥にはアウグスタ通りの門がある。レモン色の建物に囲まれた広場は是非とも訪れてほしい。

アウグスタ通りの門

リスボン大聖堂

アルファマの入口に立つリスボンを象徴する大聖堂。
リスボン市内で最も古い教会であり、1147年に建設されて以来、
地震等で何度も壊れてその都度再建されてきた。
現在の姿は20世紀初頭に18世紀当時の姿を復元したもの。

ロマネスク様式の天井まで続く円柱と、ゴシック様式の窓が美しい。

くちばしの家

尖らせた石で壁を作った「くちばしの家」
大航海自体の真っただ中の、1522年に第2代インド総督アフォンソ・アルプケルケの息子が建てた邸宅。
鳥のくちばしのようなとがった石で覆われているのが特徴。
現在は、ジョゼ・サラマーゴという財団の所有物になっている。

12月中旬のリスボンはあっという間に日が落ちてしまった。夜のリスボンは明るくライトアップされ、クリスマスに向けたイルミネーションも楽しむことができた。

夜のロシオ広場

今日のホテルは、Residencia Mar dos Acoresホテル。 1泊2000円とリーズナブルながらも、簡単な朝食付きで十分に満足できる。

アクセス:地下鉄ポンパル広場駅から15分。
ただ、ロシオ広場等のリスボン中心部からは徒歩30分と離れており、周りは店も少ないのが難点。


https://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g189158-d267997-Reviews-or5-Residencia_Mar_dos_Acores-Lisbon_Lisbon_District_Central_Portugal.html#REVIEWS

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