イベリア半島・マルタ・モロッコ旅行記(ポルトガル・リスボン編②)

12月20日、今日はリスボン最終日。
18時のエミレーツ航空でリスボンを出発するので、15時位までは観光できる。
リスボンに来てこの2日雨続きだったが、最終日は何とか曇り時々晴れ程度にはなってくれた。

まずテージョ川沿いのベレン地区にある、ジェロニモス修道院、発見のモニュメント、ベレンの塔に向かう。これらの見どころは1か所に固まっているのでまとめていくと効率的。

ベレン地区へはリスボン中心地のフィゲイラ広場から15番の路面電車に乗って約20分で、徒歩では1時間程度。最初に向かったのはこベレン地区の最大の見どころジェロニモス修道院 。

ジェロニモス修道院

このポルトガル建築の最高峰と讃えられるジェロニモス修道院 は16世紀初頭に着工し、300年以上の期間を経て19世紀に完成した。1983年には世界遺産に登録さている。
宮殿のような壮大な外観に加え、マヌエル様式と呼ばれる世界的にも珍しい建築様式が特徴の内観は必見。

料金: 大人:10ユーロ ベレンの塔とセットで12ユーロ
毎月第1日曜日の14時までは無料。

中庭からの眺めも素晴らしい。

回廊も素晴らしく、写真スポットなる。
彫刻が印象的で、船だったり、船のロープ結びだったりと、海にまつわる彫刻が沢山施されており、ポルトガルが海との関わりが深いことが感じられた。

マヌエル1世にちなんだマニュエル様式をここで見る事が出来る。
興味深かったのが、にんにく、トウモロコシ、胡椒、ヤシの木などをイメージして造られた飾り。
その頃のポルトガルでは手に入らず、大航海時代に海外に行って持ち帰った品々を飾りにしていた。

礼拝堂は広々としていて圧巻。午前9時なのでまだ人は少ない。

ジェロニモス修道院 を見終わった後は、テージョ川沿いを歩き、発見のモニュメントに向かう。

発見のモニュメント

ベレン地区のテージョ川にそびえ立つ記念碑で、エンリケ航海王子をはじめ、マゼランやヴァスコ・ダ・ガマなど、大航海時代に活躍した33名の偉人たちの像。
まさに大航海時代を物語るモニュメントで、リスボン観光で絶対外せないスポットの一つ。
料金:4ユーロ

発見のモニュメントからすぐ近くにあるベレンの塔に向かう。

ベレンの塔

テージョ川に面して建つ大航海時代を象徴するベレンの塔。
ジェロニモス修道院と同様に世界遺産に登録されている。
元々テージョ川を監視し、リスボン港を守る要塞として建設されたもので、 大航海時代に、新大陸から帰り着いた船乗りたちを迎え入れるポルトガルのシンボル的存在だった。
この白く優美な外観は、純白のドレスを着た貴婦人にたとえられている。

料金:ジェロニモス修道院とのセット券で12ユーロ

ベレンの塔に登ると、テージョ河畔を眺めることができる。

遠くに4月25日橋が見える。 この4月25日橋はこのリスボンとテージョ川対岸のアルマダを結ぶ、長さ2,277mの吊り橋で、ヨーロッパ一の長さを誇っている。

正面にジェロニモス修道院の全景が見える。
ベレンの塔とジェロニモス修道院の近さがよく分かる写真。

拡大したジェロニモス修道院

地面に降りてもう一枚。

テージョ川沿いをリスボン観光中心地に向かい歩くこと1時間、アルファマ地区に向かい、13時半ごろに到着。

サン・ヴィセンテ・デ・フォーラ教会

アルファマ地区の高台にある教会。
ルネサンス様式の2つの鐘楼が目印の、優美な教会建築。
1147年にポルトガル王アフォンソ・エンリケスが教会を最初に建設し、1627年に改築され現在の姿になった。金の装飾が豪華な大聖堂、大理石造りの聖器室、美しいアズレージョの回廊など見どころが沢山。
ちなみにここからの眺めは絶景。

その後、リスボンの街を見下ろす小高い丘に建つサン・ジョルジェ城に向かうが、入り口は閉鎖され、ストライキ中との張り紙が。。。うん、まあ仕方ないね。
時間も14時過ぎで、飛行機は18時だし、ここで観光は切り上げることにし、地下鉄でリスボン空港に向かい、エミレーツ航空でドバイに飛ぶ。

リスボンの夜景

飛行機は夜間便なので、機内でビールを飲み、夕飯を食べたら爆睡。
ドバイには翌朝5時25分に到着した。

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