イスラエル エルサレム

2015年12月に4日間で、イスラエルを旅した記録。仕事終わりに関空に向かい、23時のトルコ航空イスタンブール行きに搭乗、イスタンブールで乗り継ぎ、朝9時にイスラエルのテルアビブ、ベングリオン国際空港に着陸。機内からテルアビブの街が見えてきた。

エルサレム

中東イスラエルにあり、約紀元前1000年からの歴史を持つ聖地エルサレム
エルサレムはユダヤ教、キリスト教、イスラム教の3つの聖地になっている街で、
キリスト教の聖地である「聖墳墓教会」、イスラム教徒の聖地の「岩のドーム」、ユダヤ教徒の聖地「嘆きの壁」などがあり、それぞれの宗教にとってとても重要な聖地とされている。

★イスラエルの入国審査

イスラエルの入国審査は非常に厳しく、中東への渡航歴の多い人は別室に連行され3時間程度尋問を受けることが多い。特にイランの渡航歴がある人はほぼ間違いなく別室連行されてしまう。

朝9時15分、入国審査場にならび、審査官にパスポートを渡す。パスポートをペラペラめくっていくうちに、審査官の顔が曇りだす。それもそのはず、僕のパスポートには、中東のイスラエルと敵対しているアラブ諸国のスタンプが満載なのだからら。

やはり、予想通り別室に連行される。別室には10人くらいアラブ系の人がいて、尋問を待っていた。30分して尋問に呼び出され、2人組の若い審査官にどうしてイスラエルに来たのか、エジプト等近隣国じゃダメなのか?航空券は幾らしたか?職業は?イスラエルでの予定は?携帯電話の連絡先を見せるように。等々、英語で尋問があった。少しでも論理がぶれると突っ込まれる。仕事場の自分のようで嫌な感じがした。。。。30分して再び、別の審査官に尋問を受ける。何問化は先ほどと同じ質問があったので、さっきの質問と一貫性があるかを見ているのだろう。

別室に来てから4時間が経った13時、ようやく自分の名前が呼ばれ、入国を許可する小さな紙片とともにパスポートが返却されて解放された。紙片には入国許可がされた時間が刻印されていたが、時刻は9時40分で、尋問を受ける前だった。ということは、尋問前にあらかじめ入国許可は決まっていたことになる。

気を取り直して、空港から出ているシェルートという乗り合いタクシーに乗り、エルされるに向かう 料金は一人64ILS(約1,700円) 所要は45分程度。
エルサレムは土曜日の午後で、シャバットの真っ最中。街に人はまばらだった。

エルサレムについて、すぐエルサレム旧市街にある神殿の丘に向かう。「神殿の丘」は「岩のドーム」を中心に城壁で囲まれているエリア。
ユダヤ教徒とイスラム教の聖地になっている場所のため、「岩のドーム」以外にも「アル=アクサー・モスク」「鎖のドーム」。西側の外壁にはユダヤ教の聖地である「嘆きの壁」などがある。

岩のドーム

金色に輝くドームが特徴的な「岩のドーム」。この「岩のドーム」はメッカ、メディナと共にイスラム教の3大聖地とされている。
イスラム教徒以外の方は中に入れないが、岩のドームの外観を見るだけでも十分。
岩のドームの名の由来は、ここはムハンマドが昇天した場所であり、聖書でも出てくるアブラハムが息子のイサクを捧げようとした聖なる岩があるから。このドームではこの聖なる岩を祀っており、692年に岩を中心にモスクが建てられた。
八角形の建物の上に乗せられた光り輝く黄金のドームと、大理石とトルコ製の青いタイルの装飾が特徴的。

岩のドーム

嘆きの壁の近くから撮影した岩のドーム。

岩のドーム

嘆きの壁

嘆きの壁

嘆きの壁はユダヤ教の聖地で、その名の通り、壁に向かって嘆く人々が今も絶えまない。 嘆きの壁とは、元々ユダヤ教信者が大切にしていたエルサレム神殿の壁で、紀元前にローマ軍により破壊されてしまい、唯一残っている壁で、再建されることもなく、その神聖なる場所への破壊行為に対して今もなお嘆き悲しむ人が後をたたないことから「嘆きの壁」と呼ばれている。

現在は、多数のユダヤ教徒が壁に手をつき祈りを捧げており、特に夕方になると仕事終わりの人が数多く祈りを捧げにやってくる。

エチオピアユダヤ人のゴスペラーズが賛歌を歌っていた。

嘆きの壁

城壁

エルサレムを旧市街を囲む城壁は上に登って歩くことができ、城壁の上から旧市街を眺めることができる。

城壁

城壁は結構綺麗で整備されている。城壁の上を全部歩くと数時間かかってしまうので、一部分だけの散策にとどめた。

城壁

ダビデの塔博物館

旧市街のヤッフォ門をくぐりすぐ右手に見えるのがダビデの塔。
この塔は紀元前20年にヘロデ王がエルサレムを防備する目的で建てられ、その後増改築を重ねて1500年代時代に現在の形になった。
塔のある敷地は要塞になっていて、現在は観光者向けの歴史博物館となっている。
博物館の主な展示内容はエルサレムの歴史で、カナン時代から20世紀のイスラエル建国の時代までを学ぶことができる。

ダビデの塔博物館

ダビデの塔全体の模型が展示されている。

ダビデの塔博物館

塔の中は庭園のようになっており、歩いていて楽しい。

ダビデの塔博物館
ダビデの塔博物館

ダビデの塔の敷地内にそびえる一番高い塔。

ダビデの塔博物館

要塞は堅牢な石作りで、いかにも軍事施設といった感じ。

ダビデの塔博物館

虹が出てきた。

ダビデの塔博物館

イスラエルの旗がはためく。

ダビデの塔博物館

エルサレム旧市街を散策する。夕方にシャバットが終わり、徐々に人が出てきた。街は石造りの建物が並び、歴史的な感じがする。

旧市街の市場では民芸品が売られている。金銀細工の雑貨が多く、中東のスークのような感じ。

うーん。どこかで見たようなキャラのTシャツが売られていた。

やはりあなたがアメリカの背後にいるんですねえ。。。

エルサレムの旧市街は細く入り組んでいて迷路のよう。

旧市街中心部にあった噴水。

夜の嘆きの壁はライトアップされて綺麗。奥で岩のドームが輝く。

夜のエルサレムの街。エルサレムは警備がしっかりしていて治安が良く夜も普通に歩ける。ライトアップされた石造りの建物が綺麗。

旧市街の要塞。

ホテル近くの売店でケバブを買って、夕食にした。イスラエルは中東なので中東料理が多い。

明日はパレスチナ自治区のベツレヘムに向かう。

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