台湾 台北

2016年の1月に3日間で台北と高雄に行った記録。関空を深夜に出発し台北に真夜中に到着。朝4時に桃園空港からバスにて市内に向かい、台北駅に到着。早朝の台北駅は人もまばら。

台北駅から地下鉄とバスを乗り継いてまず向かったのは、故宮博物院。

国立故宮博物院

台北を代表する観光スポットの故宮博物院は世界一の中国美術工芸コレクションとしても名高く、その収蔵品は70万点弱にも及び、そのうち約6000点が展示されている。展示品は陶器から螺鈿(らでん)・翡翠(ひすい)・彫刻・絵画・書道など多岐にわたり、3フロアに分かれている。残念ながら当時は内部の撮影禁止なので、外観のみ。

国立故宮博物院

小雨が降り、寒い中向かったのは中正紀念堂。

中正紀念堂

台北市の自由広場に立つメモリアルホール・中正紀念堂は、1980年に蒋介石を記念して建てられた。白亜の建物が特徴的で高さは70メートル。本堂の屋根は、儒教で推奨される8つの徳に由来する八角形となっており、「天人合一」の中華思想を表わしている。記念堂前の花壇は中華国民の国章である「青天白日」を象徴しているほか、本堂への階段は、蒋介石の享年に基づいて作られており、蒋介石像前の階段の数を足すと89段になっている。目の前に広がる25万メートルの自由広場は、台北の人々の憩いの場としても利用されいる。この日はあいにく雨と寒波で人はまばらだった。

中正紀念堂

中正紀念堂のちょうど反対側の敷地の端にあるのが「正面牌樓」。中正紀念堂と同じく、白と青の色のコントラストが美しい正面アーチ。高さは30m、幅は80mにもなる台北市最大のアーチで、中国伝統建築の最高等級の格式で作られている。こちらのアーチの上部には「自由廣場」という字が掲げられている。もともとは別の文言がかけられていたが、2007年民進党政権の際、蒋介石を中心とする国民党政府の理不尽な過去の弾圧に反発した蒋介石排斥運動の中で今の物になった。

正面牌樓

中正紀念堂を正面に見ながら、「正面牌樓」を入ってすぐ左右に建てられている大きな建物が「國家戲劇院」と「國家音樂廳」。その名の通り演劇やコンサートなど芸術文化公演を行うための場所。

次に紹介する中正紀念堂の見どころは「蒋介石のブロンズ像」。台湾の地に追われた中華民国の初代総統・蒋介石の銅像はメインフロアの奥に設置されている。銅像は戻ることが出来なかった蒋介石の故郷・中国本土の方を向いている。銅像上部には、蒋介石が掲げた「倫理・民主・科学」の理念が、土台には蒋介石の遺言がそれぞれ記されている。

蒋介石のブロンズ像

自由広場から歩いてすぐの場所に特徴的なレトロな建物が建っている。

総統府

「総統府」は1919年の日本統治時代に、日本人建築家が建てたレンガ作りの建物で、重要文化財に指定されている。正面入口の塔が印象的。

総統府

台北101

台北のランドマークである台北101、2004年の大晦日にオープンしたビルで、高さ500mを誇る超高層ビル。施工は日本のゼネコン熊谷組が担当しており、日本と台湾のつながりが伺える。中には、マッキンゼーやグーグルとうの世界的企業や、ショップ、レストランが入居している。

台北101

展望料金600TWD(2000円)を払い91階の展望台へ。台北市内の景色が一望できる。

台北101
台北101

また、台北101の地下1階から5階はショッピングモールになっている。昼食にフードコートでステーキと台湾ビールを食べた。台湾風の甘い味つけで結構いける。台湾ビールはパイナップル風味でこれも旨い。

今日は午後から郊外の九份に向かうことにする。今回は乗り換えが不要なバスで行くことにした。

★台北から九分への行き方(バス)

1062番の「金瓜石」行きのバスが、忠孝復興駅のSOGOそばバス停から15~30分間隔でている。忠孝復興駅の2番出口をでて、そのままSOGOを背に横断歩道を渡って数十メートルのところのバス停が、九份行きのバスの発着所。所要時間:1時間30分、料金:115元(約460円)

台北から1時間30分、夕方の九份に到着。

九份

台北からちょっと足を伸ばして日帰りで行ける、台湾屈指の人気観光地旧九份。

ノスタルジックな街並みが人気映画『千と千尋の神隠し』の世界観に似ていることや、台湾映画『悲情城市』の舞台となったことで、近年は多くの観光客が殺到する台湾屈指の名所となった。九份に暮らす人々はわずか9世帯で、道が通っていなかった頃、すべての物資は水路を使って運ばれていた。いつも船で「9世帯分」の物資を調達していたため、その名がついたと言われる。

九份

街の雰囲気は千と千尋の世界観そのもの

九份
九份

大きな猫の人形が屋根に乗っている。

九份

基山街は九份のメインストリートといわれ観光客で賑わっている。ここは九份の中でも食べ歩きの定番スポット。通り沿いには色々な店があってどれも美味しそう。

基山街
基山街

イノシシ肉のソーセージを買って食べてみた。思ったよりクセがなく美味しい。

基山街

寒かったのでコンビニのイートインコーナーでミルクティーと肉まんで温まる。

基山街

ここからは海が一望できる。

九份からバスで1時間かけて台北に戻り、宿泊先のホテルの近くの夜市に行ってみた。

サイコロステーキをガスバーナーで焼いて調理していた。

買って食べてみたがこれが大当たりで美味しい。値段は100TWD(350円)

串焼き屋もあって、好きな串を選んで焼いてもらうことができる。

鶏もも串を焼いてもらった。これも旨い!

たこ焼きも買ってしまった。日本と引きを取らないくらい美味しい。

食後にはアイス

一通り屋台で食べ歩きした後は、ホテルに戻り、台湾ビールで晩酌。

今回のホテルは清潔で必要なものがコンパクトに揃っていて便利だった。値段は2300円とリーズナブル。

今日は丸一日台北と九份を観光した。明日は新幹線で高雄に向かう。

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