中国 ハルビン

2016年の9月下旬の3連休で、中国東北部のハルビン、瀋陽、長春を観光してきた記録。

中部国際空港を朝7時40分に出発する春秋航空便に乗って、ハルビンに向かう。飛行機は定刻より早い9時に到着したが、入国審査で止められて別室送りになった。。。

中国は今まで何回も行ってきたが、別室送りになるのは初めて。どうやら中東のスタンプが問題になっているらしく、特にトルコへの渡航歴が問題とのこと、いやいやトルコなんで誰でも観光で行ってるじゃないのと思ったが、後で調べると、同時期に入管で止められた人が何人かいるらしく、最近イスラム教徒のテロの動きがあるので、トルコへ渡航歴がある人を監視しているとのことだった。

結局1時間半足止めされた後、ようやく入国許可がおりた。まあトルコに行っただけで入国拒否はないだろうと思っていたが、これだけ色々尋問されると流石に疲れる。

その後、空港バスに乗って、ハルビン駅で降りる。ハルビン駅は他の中国の駅と違って少し派手な感じ。

黒竜江省の省都ハルビンは、19世紀末にロシア、その後日本の統治下に置かれた歴史があり西洋風の建物が立ち並び、異国情緒たっぷりの街。              ハルビンはロシアの影響を強く受けており、ロシア風の街並みが見どころで、また、アムール川の支流である松花江沿いに広がる公園自然も楽しむことができる。     また、ハルビンの気候としては夏と冬の気温差が大きく、特に冬の厳しい寒さが特徴的。冬はマイナス40度を超えることもあり、その気候を生かしてハルビン氷祭りが毎年行われており、この街の名物になっている。

ハルビン市内を歩いてみると、独特なデザインの建物が多く目につく。

この巨大な洋館はてっきり高級マンションかと思っていたが病院だった。病院でこのようなデザインは日本ではまずない。

市内には高層マンションが立ち並び、ハルビンが発展している様子が見てとれる。

聖ソフィア大聖堂

聖ソフィア大聖堂は、中国東北部にある高さ53メートルの最大のロシア聖堂で、ハルビンの一番の見どころ。茶色の壁に緑色のドームのロシア式の造りは必見。この聖堂は中国重点文物保護文化財に指定され、現在はハルピン市の建築芸術館として公開されている。

内部の壁は赤煉瓦で造られ、所々剥落してしまっているが、それもまた趣がある。

中は博物館に改装されており、最後の晩餐の絵画のレプリカが飾られている。

聖ソフィア大聖堂に隣接するソフィア広場は周辺を西洋風の建築物が取り囲むヨーロッパの雰囲気で、ここが中国であることを忘れてしまう。

ハルビンの中央通りは、ヨーロッパ風の建物が並びに立ち並び、大勢の人でにぎわっている。

ハルビンの街中にあった時計台と温度計。温度計をよく見てみると、氷点下40度まで図れるようになっている。というのも、ハルビンは冬の寒さが厳しい街で氷点下40度の寒さになることは珍しくないからで、寒いハルビンならではの観光名所となっている。

途中羊の串焼きが売っていたので腹ごしらえ。

街中にあった、ロバの馬車の銅像。

3体の金の像が飾られているホテル。

ハルビンの中心街をひたすら歩いていると、松花川が見えてきた。

松花江の近くにあるロシア風の建物。1階はファストフード店が並んでいる。

松花江沿いは、スターリン公園と呼ばれる広場になっており、人々の憩いの場となっている。松花江はアムール川の支流だけあってめちゃくちゃ川幅が広い。

かつて起こった松花江の氾濫を記憶にとどめるための記念碑。スターリン公園の入口にある塔で、根本には1900年代の三回の大洪水の水位が刻まれている。

スターリン公園は休日ということもあり、ハルビン市民でにぎわっていた。

松花江を渡るロープウェイが走っている。

スターリン公園の見物を終え、ハルビン駅に向かって歩く。

おなかがすいたので腹ごしらえ。チキンを野菜と中国風パンで挟んだもの。ソースとパクチーのようなハーブの香りが強かった。

屋台で売っていたたこ焼き。20元

ハルビン駅からバスで高速鉄道が発着するハルビン西駅へ。次の目的地瀋陽に高速鉄道で向かう。

ハルビンから瀋陽へは高速鉄道で2時間半。

夜22時に瀋陽に到着。次回は瀋陽の見どころを紹介していく。

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