瀋陽から北へ高速鉄道で1時間、長春に到着。
長春は吉林省の省都となっている都市で、1932年3月から1945年8月終戦までの14年間、長春は「新京」と呼ばれる満州国の首都であった。そのため長春には日本の占領時代を象徴する多くの建物が残されている。満州国の政府庁舎や、南満州鉄道会社が経営していた旧ヤマトホテルなど、今は亡き満州国の見どころがたくさん。かつて日本人が沢山いた満州の歴史を感じることができる。
長春駅からあるいて1時間、今日の宿シャングリラホテルに到着。1泊8900円とこのクラスにしてはまあまあの安さ。
ホテルは広々として快適。
ロビーはかなりゴージャス。
朝食会場に向かう。
朝食ビュッフェはかなり豪華。
中華と洋食を選ぶことができる。
中華料理をとってきた。肉まんと焼売が結構美味い。
ホテルをチェックアウトして、長春観光を始める。向かったのは長春一の観光スポットの偽満皇宮博物院。
偽満皇宮博物院
偽満皇宮博物院は、満州時代に満州国皇帝・愛新覚羅溥儀が住んでいた宮殿や執政していた宮廷府を観光用に一般公開している施設。現在では長春の人気観光スポットとなっている。小規模だが、内部の調度品などは豪華なものが多い。ここは映画「ラストエンペラー」のロケにも使われて、舞台となったホールや、溥儀の乗っていた車、泳いでいたプール、防空壕など様々な施設が公開されている。中国では、満州国のことを“日本の傀儡国家”という意味で「偽満州国」、略して「偽満」と呼んでいる。このため、長春に残る当時の建物が「偽満~」という名前になっている。
偽満皇宮博物院は重点文化物に保存されているらしい。入場80元を払って中に入る。
満州国時代に建築された政府庁舎。
中庭は中国風になっている。
建物の中は、王室や将軍の服、調度品やカーペット、シャンデリアなども高級感があふれていて、煌びやかな王室の生活を垣間見ることができる。また広い庭園もあり、花が咲く季節には人気の撮影スポットとなっているそう。
内装は赤絨毯が引かれており豪華。
宮内府といわれる愛新覚羅溥儀が暮らしていた建物の入り口。
当時使われていた皇帝の公用車。
溥儀が使っていた執務室。
展示されてあった戦時中の刊行物。
溥儀が暮らしていた住居。
皇帝用の寝室。」
リビング。
来客用の部屋。
広々とした会議室。
皇帝の謁見の間
建物の一角にあった仏像。
愛新覚羅溥儀が幼いながらも皇帝として即位したときの様子が再現されている。
偽満皇宮博物院を3時間かけてみて回った後は、高速鉄道に乗って長春空港へ。長春空港は高速鉄道に接続しておりとてもアクセスが良い。21時の飛行機で関空に向かって出発。0時過ぎに関空に到着し、ハルビン、瀋陽、長春と中国東北部を巡る旅が無事に終わった、次は来週にボロブドゥール遺跡を見るべく、ジャカルタとジョグジャカルタに訪れる。