東欧・バルカン半島縦断旅行記(振返り・総括)

期間:2012.10.23~2012.11.13 
費用:約30万円
旅程は下記のルート
成田⇒ヘルシンキ⇒タリン⇒リガ⇒ヴィリニュス⇒ワルシャワ⇒アウシュビッツ⇒リュブリャナ⇒ザグレブ⇒ドブロブニク⇒モスタル⇒ドブロブニク⇒コトル⇒ベオグラード⇒成田

今回の旅行では、北欧のフィンランドから、バルト三国、ポーランド、スロベニア、クロアチア、ボスニアヘルツェゴビナ、モンテネグロ、セルビアと東欧を南下する形で進んでいった。

10月下旬のヘルシンキやバルト3国は雪景色だったが、東欧を南下するにつれ、季節は冬に向かうものの暖かくなってきて、アドリア海沿いのドブロブニクは25℃位にまで暖かくなった。南に行くことで冬から逃げていく感じ。

【オススメ】

東欧は西欧と比べて有名な見どころは少ないものの、街の雰囲気全体を楽しむことができる。東欧は西欧ほど観光地化されておらず、人も比較的少ないので落ち着いて観光が可能。この旅の主な見どころは、旧ソ連の建物や街並み、2次大戦の凄惨さを伝えるアウシュビッツ、ボスニアヘルツェゴビナとセルビアにあるユーゴスラビア戦争の跡、アドリア海沿いにある美しい港町のドブロブニクとコトル。

これらの観光地はパリやローマに比べると地味だが、歴史的背景はとても深く、外観だけでなく、歴史的背景を考えながら回ると色々興味深くなることは間違いない。パリやローマの有名観光地は有名で派手な外観を見ただけで満足して終わりがちだが、東欧は考えさせられる場所が多く、振り返ってみると東欧の方が印象に残っていたりする。単純に楽しいのは西欧だが、西欧をリピートよりも、東欧を訪れることを強くお勧めする。

【物価】

フィンランド

非常に高い。北欧圏であり日本の2倍以上の物価、西欧以上で最高値のスイスに匹敵する。スイス>イギリス>フランス=ドイツ といった感じ。

バルト3国

比較的安い。 物価は日本の3分の2くらい。 バルト3国内は物価はほぼ変わらず。ホテルは3000円あればそこそこのところに泊まれる。食事も1食300円あれば十分に。

ポーランド

かなり安い。物価は日本の半分程度。ibisホテルが1泊2000円、食事は1食200~400円程度。

クロアチア

高くはない。物価は日本の6割~8割程度。ドブロブニクは観光地でさほど安くない。旧ユーゴ諸国の中では高い方。観光客向けレストランが多くあるがまあまあ高い。

ボスニアヘルツェゴビナ

東欧の中で断トツに安い。 日本の2割~4割程度。 食事1回150円、瓶ビール1本50円、ホテルは3000円あれば良いところに泊まれる。通貨の兌換マルク(コンベルティナマルカ)は1ユーロ=2マルクの固定相場なので、両替は不要。ユーロで払うとマルクでおつりがくる。余ったマルクは国外で両替が難しいので、再両替してユーロに戻しておこう。

スロベニア
高くはない。 日本の6割~7割程度。 旧ユーゴ諸国の中では安くないが、西、中欧に比べると安い。ユーロが使えるのがいいところ。

モンテネグロ

非常に安い。日本の3割~5割程度。 ユーロ圏であり便利。瓶ビール1本50円、食事は300円程度。

セルビア

かなり安い。 日本の4割~6割程度。 ベオグラードは大都市の割に物価が安い。通貨ディナールは日本円とほぼ等価なので計算がしやすい。庶民向けのレストランで200円位から食べれる。


【治安】

全般的に東欧は西欧と比較するとかなり治安がいい。

バルト3国 、クロアチア、スロベニアは非常に治安が良く無問題。

ポーランドはスリが少しいる程度で、西欧と比べると治安は良好。

セルビア、モンテネグロも概ね問題ない。

しかし、ボスニアヘルツェゴビナのみ要注意。夜は街灯が中心部でも殆どなく、人通りもないので危険で、浮浪者にお金を何回もせがまれ、断ると汚い言葉を浴びせてきた。まだ戦争から立ち直れておらず、治安も戻っていないので注意。

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