中東周遊記(アブダビ編)

2013年1月15日から1月26日まで、中東を周遊してきたのでその旅行記。

成田→アブダビ→マスカット(オマーン)→ドーハ(カタール)→バーレーン→クウェート→キプロス→アンマン(ヨルダン)→成田というルートで中東7か国を周遊してきた。中東湾岸諸国のオイルマネーで成長著しい国々と、古き良きイスラム文化を体現するヨルダンを回り、新旧イスラム文化を感じる旅になった。

21時に成田からエティハド航空でアブダビへ直行。エティハド航空もエミレーツ航空に劣らずサービスが良く、機内食も美味しい。
中東系エアラインは総じてサービスがいいというのは本当。

アブダビ

アラブ首長国連邦(UAE)最大都市はドバイだが、首都はここアブダビ。
ドバイほどでもないが、オイルマネーで発展する都市で、ドバイ同様観光やビジネスに力を入れており、外国人が集まり中東の観光・ビジネス拠点となっている。 派手なドバイに比べれば落ち着いた雰囲気があり、アラブ文化を楽しむことができる。
ドバイからはバスが頻発して片道約2時間程なので日帰りでも行ける距離にある。
公用語はアラビア語だが、外国人労働者が多いので英語も通じる。通貨はドバイと同じディルハム(AED)。
ドバイと同様に世界トップクラスに治安が良く、安心して観光できる。

朝5時過ぎにアブダビに到着し、最初にシェイクザイードモスクに向かう。
シェイクザイードモスクは、空港とアブダビ市内の間にあり、空港から直接アクセスるのがベター。
一般的にタクシーでのアクセスが一番推奨されており、空港からはタクシーで70AED(2100円)かかるが、実はバスで安価に行ける。
空港からA1バスが30分おきに走っており「Grand Mosque」という停車所まで20分。バスの料金は一律4AED(120円)
ただ、バス停から15分程でモスクに到着するが、入り口が反対側にあるのでモスクの外周をさらに15分程歩く。バス停から入り口まで30分かかるところが、タクシーのアクセスが一般的にオススメされている理由のようだ。
まあ、早朝7時の涼しい時間だったので歩いていてもそんなに苦ではなかった。
ちなみに帰りは94番バスでアブダビ中心部のバスターミナルに行ける。

シェイク・ザイード・グランド・モスク

アブダビで絶対外せないスポットで、アブダビを象徴するランドマークといえば、シェイク・ザイード・グランド・モスク。
年間300万人以上が訪れるという、アブダビ一のスポット。
このモスクは、アラブ首長国を建国したザイード・ビン・スルタン・アル・ナヒヤンの名によって約550億円かけて造られた。残念ながら完成を見ることなくシェイク・ザイードはこの世を去り、モスクの完成後、最初に執り行われた式典が彼の葬儀となった。
通常モスクは異教徒NGだが、シェイク・ザイード・グランド・モスクは異教徒でも入場することができる。
ちなみに入場料は無料

シェイク・ザイード・グランド・モスクは約4万人が収容可能で、メインホールには7000人が入ることはできる。メインホールでは美しい幾何学模様や、花と植物を組み合わせた装飾を眺めることができる。
また、地面には世界最大の手縫いペルシャ絨毯が敷かれており、約5700平方mに絨毯が敷き詰められている。

天井のシャンデリアは直径10mで、 装飾はスワロフスキー製を用いており、 お値段はなんと7億円。

94番バスでアブダビ中心部のバスターミナルに戻り、アブダビ中心部を回る。
紅海沿いの道を歩くと、アブダビは海が綺麗なことに気づく。

アブダビの海は意外と綺麗。

海沿いを暫く歩くと、宮殿のような建物が見えてきた。この建物「エミレーツパレス」といい、総工費3000億円という贅を尽くした、アブダビを象徴する豪華な7つ星ホテル。宿泊者でなくてもロビーに入れ、カフェ等軽食を楽しむことができる。

昼になり気温が30℃を超えてきたので、中心部のショッピングモール屋内を散策してると、夕方になった。
今日の21時30分にオマーンのマスカットに向かうフライトがあるので少し早めの17時過ぎにバスに乗り、空港へ向かう。

アブダビはドバイに比べると、あまり広くなく比較的落ち着いた感じがするが、次来た時は時間を取ってじっくり滞在してみたい。
歴史的な建造物は殆どないが、オイルマネーで建てられた豪華絢爛な建物を楽しむことができる。

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