コソボ プリシュティナ

今日は、昨日スコピエのホテルで知り合った日本人と一緒にコソボの首都プリシュティナに行くことにした。
スコピエのバスターミナルを8時半のミニバスで出発し2時間後の10時半にプリシュティナに到着。

プリシュティナ

バルカン半島に位置する小国コソボは、以前はセルビアの一部だったが、2008年に独立を宣言した新しい国。
プリシュティナはコソボの首都で、ビザンツ帝国時代の6世紀から栄えた古都。コソボ紛争が起きた1999年にはプリシュティナは戦場と化し、街は大きな被害を受けた。いまだにコソボ紛争のイメージが強く、危険なイメージを持たれがちだが、セルビアとの国境の一部地域を除き、治安は概ね安定している。
コソボはまだまだ紛争からの復興途上で見どころは少ないものの、物価はかなり安く、食事も美味しいので、旅行者的にはこれからに期待できる国。

マザーテレサ大聖堂

プリシュティナの繁華街・マザーテレサ大通りの南の端にある新しい教会。見どころの少ないプリシュティナでは、一番のスポット
高い建物が少ないプリシュティナの街の中ではひときわ大きく目立っている。

マザーテレサ大聖堂
マザーテレサ大聖堂

スラムのような集合住宅が並ぶ

コソボ紛争後に建てられた比較的新しいビルもある。

チャルシアモスク。コソボはイスラム教を信仰するアルバニア人が多く、モスクも所々にある。

新しい建物も立ち並ぶ。

街角に野戦砲が展示してあった。コソボ紛争で使われたのだろうか。

街はずれの丘に登ってみた。プリシュティナにはあまり高い建物は無く、オレンジ色の低い屋根の建物が並ぶ。紛争から復興したばかりで、まだ発展している感じはしない。

コソボはアメリカの後押し(CIAの工作?)によって独立を達成していて、
また、アメリカから多くの支援を受けていることもあり、街の至る所にアメリカを賞賛する銅像やポスターをよく見ることができる。あからさまなアメリカ賞賛で若干引くレベル。特に当時のアメリカ大統領であった、クリントン大統領を賞賛するものが多い。

この通りの名前はクリントン通り。他国をここまで賞賛するのはかなり珍しく、妙な感じがする。

コソボ国旗。ユーロの旗に似ているところからEU圏入りを切望している様子がうかがえる。
ただ、現状のコソボがEU入りすると、西欧に一気に難民が押し寄せることになるので当面EU入りはできそうになさそう。

昼食のケバブ。ボリューム感たっぷりでうまい。この大きさで1.5ユーロと激安。
コソボは格段に物価が安いうえにユーロで買い物ができるので旅行者に優しい。

プリシュティナの街を見て回った後、バスでアルバニアの首都ティラナに向かう。料金は11ユーロ。 16時の出発でティラナまでは4時間の道のり。
元々、今日は飛行機でスコピエからイスタンブール経由でティラナに行く予定だったが、スコピエであった日本人と旅程を共にすることにして、スコピエからティラナへの航空券をノーショーで破棄。バスでティラナへと向かうことに。

スコピエからティラナまでの車窓、道路事情はいいらしく幹線道路をひたすら走る。

途中のバスはプリズレンで休憩。夕飯に屋台の串焼きを食べる。
バスターミナルの壁に強烈なイスラム戦士のポスターが貼ってあった。

バスは国境を越え、アルバニアに入りアルバニアの首都ティラナに到着。
時刻は20時45分。街中のホテルに向かう。

ティラナに中心部のスカンデルベグ広場 。綺麗にライトアップされている。

スカンデルベグ広場

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