デンマーク コペンハーゲン

2015年の11月に5日間でデンマーク、スウェーデン、ノルウェー、アイスランドを旅行した記録。
今回も仕事終わりに関空から23時のトルコ航空の深夜便でイスタンブール経由コペンハーゲンへ向かう。

トルコ航空の機内食。メインディッシュはすき焼き。個人的にはトルコ料理が食べたかったのだが。。。でも美味しいから別にいいか。

トルコ航空機内食

イスタンブールで乗り継ぎ、11時にデンマークのコペンハーゲンに到着。

コペンハーゲン

★コペンハーゲン空港から市内

①メトロ

ラインM2が空港ターミナル3から中心部まで運行している。

乗り場空港ターミナル3
時間中心部の駅まで約15分。
料金DKK36。1時間以内なら同ゾーン内の公共交通機関に乗り継ぎできる。

②デンマーク国鉄

デンマーク国鉄は空港とコペンハーゲン中央駅を結ぶ。チケットはターミナル3到着ロビーのサービスカウンターか駅の券売機で購入できる。メトロより早くて乗車時間が短い。

乗り場ターミナル3。
所要時間7~60分間隔で24時間運行。コペンハーゲン中央駅まで約15分。
料金DKK36。1時間以内なら同ゾーン内の公共交通機関に乗り継ぎできる。

今回はメトロが先に目に入ったので、メトロで空港からコペンハーゲン市内へ向かう。メトロはゆりかもめのような自動運転で、正面の景色を見ることができる。

途中でデンマーク国鉄に乗り換えて、人魚姫像を目指す。

デンマーク国鉄

デンマーク国鉄は日本の特急のようなしっかりした造りで快適。

人魚姫の最寄り駅の、国鉄「Østerport(オスターポート)」駅に到着。 駅はコペンハーゲン中心にありアクセスもいいが、人魚姫の像までは、オスターポート駅から歩いて公園をを突っ切るので15分ほどかかる。

人魚姫像

コペンハーゲンの水辺にたたずむ人魚像は、デンマークを代表する観光スポットのひとつ。人魚姫は、1913年、彫刻家エドワード・エッセンによって制作された。当時王立劇場で上演されていたバレエ「人魚姫」を観たカールスベア社長のカール・ヤコブセンが、この像を製作することを指示した。
像のモデルとなったのは、王立劇場のプリマドンナ。

ただ、このこの人魚姫像、「世界3大がっかり名所」としても知られている。
ちなみに「世界3大がっかり名所」のあと2つは、シンガポールのマーライオンと、ベルギー・ブリュッセルの小便小僧。 あと2つはこれまでに訪れているので、世界3代がっかりを制覇することができた。

また、この人魚像はこれまでに何度も、首を切り落とされたり、腕がもぎ取られたり、爆破されたりといった受難を受けている。。。

人魚姫
人魚姫

人魚像のすぐ近くには、1662年に建設されたカステレット要塞があり、鮮やかな赤の建物と、緑のコントラストが美しい。

カステレット要塞

カステレット要塞は、人魚姫の近くにある1662年にコペンハーゲン港を守るためにつくられた星形の要塞。現在は緑に囲まれたのどかな公園になっており、地元の人々が散歩をしている姿が見られる。

カステレット要塞

カステレット要塞にある像。

カステレット要塞

要塞の敷地内には風車が何台かある。

カステレット要塞

聖アルバニ教会

人魚の像への路の横にある教会。国内で3番目のローマン・カトリックの教会として1867年に建築された。ゴシック式で高い塔が特徴的で、教会内のステンドグラスも美しい。

聖アルバニ教会
聖アルバニ教会

要塞を後にして、コペンハーゲン中心部に向かう。コペンハーゲン中心部にはレンガ造りのオシャレな建物が立ち並び人で溢れている。

ニューハウン

ニューハウンは、カラフルな家が立ち並ぶデンマークの首都コペンハーゲンで一番人気の高い観光地。
デンマーク語で「新しい港」という意味のニューハウンは、クリスチャン5世によって1673年に作られた。 幅は30〜40m、長さ400mのこの港は、当時は世界中から船がやってくるとても活気ある場所だった。 一時期は寂れたものの再開発され現在の賑わいに至っている。

ニューハウン
ニューハウン
ニューハウン
ニューハウン

最近起こったパリでの銃乱射テロを悼んで花が供えられていた。

中心部には様々な宗派の教会が立ち並ぶ。

ロシア正教の教会。

フレデリック教会

1894年に150年近い歳月をかけて完成したフレデリック教会は、別名、大理石の教会と呼ばれており北欧最大のドーム建築 。
直径が31mもある大きなドームが特徴で、内側は美しいフレスコ画によって装飾がなされている。
内部に使用されている大理石はノルウェーから運ばせたもので、この費用がかさみ財政的な理由から工事がストップしたという経緯もあり、完成までに相当の時間がかかったらしい。

フレデリック教会

アマリエンボー宮殿

現デンマーク女王、マルグレーテ2世の住まいであるアマリエンボー宮殿。
4つの建物が八角形の広場を囲むように並び、その中のレーベツォー宮殿とモルトケ宮殿の2つが一般公開されている。

アマリエンボー宮殿
アマリエンボー宮殿

通りの突き当りにはフレデリック教会がある。

アマリエンボー宮殿
アマリエンボー宮殿

クリスチャンスボー城

クリスチャンボー城は、首相官邸、国会議事堂、最高裁判所、デンマーク王室と政府の迎賓館などデンマークの中枢機能が集まっている場所。
かつてデンマーク王室の居城として使われていたが、2度の大火災に見舞われたため王族は先ほどのアマリエンボー城に移り住み、現在に至る。
現在のクリスチャンボー城は再建されたもので、内部はガイド付きツアーで見学することができる。

クリスチャンスボー城

ストロイエ通り

世界で初めての歩行者天国といわれるストロイエ(Strøget)は、市庁舎前広場からコンゲンス・ニュートー広場までを結ぶショッピングストリート。
通りには色々な店が立ち並び歩いていて楽しい。11月下旬ではあるがクリスマス装飾が既にされており、街はいっそう賑わっていた。

ストロイエ通り
ストロイエ通り

ストロイエから歩いて10分。 ローゼンボー城が見えてきた。

ローゼンボー城

コペンハーゲンを代表するローゼンボー城は、クリスチャン4世がプライベートな時間を過ごすために当時の城壁の外に作られた離宮で、バラの城という意味がある。
この城をこよなく愛したクリスチャン4世は自分の臨終もこの城でと希望していたため、死の直前に馬車でこの城まで運び込まれ、念願通り城の寝室で生涯を終えた。
建物の中では、王家の歴史やエピソードを知ることができる貴重な展示品が数多くあり、特に、地下の宝物殿には王冠や琥珀、象牙でできた彫刻など、当時の雰囲気が伺える。
また、 城の周りのルネッサンス様式の美しい庭は王の庭と呼ばれ 、現在もコペンハーゲンの市民の憩いの場として親しまれている。

ローゼンボー城

コペンハーゲン市庁舎

コペンハーゲンの中心にあるストロイエ通りの西の始まりに建つコペンハーゲン市の本部です。レンガ造りの重厚感あふれる建物と105.6mある塔は市内で高い建物の一つです。市庁舎が建てられたのは1892~1905年。建築家Martin Nyrop氏によるナショナル・ロマンティックスタイルの建築で、イタリアのシエナ市庁舎からインスピレーションを得たそうです。

コペンハーゲン市庁舎
コペンハーゲン市庁舎

ラウンド・タワー

クリスチャン4世により、1642年に天体観測所として建てられた塔。 1716年にロシアのピョートル大帝が馬で、エカテリーナ妃が馬車で駆け上ったといわれる。
塔の屋上は展望台になっており、コペンハーゲンの街並みが一望できる。
展望台の料金:25DKK

早速展望台に登って、コペンハーゲンの街並みを眺めてみた。

ラウンド・タワー

市庁舎やチボリ公園が一望できる。

ラウンド・タワー
ラウンド・タワー
ラウンド・タワー

塔から降りて、再びコペンハーゲンの街を歩いてみる。運河沿いには北欧らしい綺麗な家が並ぶ。

カラフルな家が立ち並ぶ。

運河沿いにある大きなレンガ作りの倉庫。

中心部にある広場。

昼食にケバブを食べる。1200円位とまあまあ高め。ラム肉にスパイスが効いて美味しい。

コペンハーゲン中央駅

コペンハーゲン中央駅はコペンハーゲンの中心部にあり、ニューハウン等主要なスポットに歩いて行ける。

コペンハーゲン中央駅

デンマーク国鉄の車両。デンマークの電車は皆同じようなタイプの車両で、車体前ポ位に大きなクッション的なものがついている。

11月の北欧は日が落ちるのが早い。3時には暗くなり始めてきた。

中心部の公園ではクリスマスの装飾がされていて、多くの人で賑わっている。

広場の屋台でフランクフルトを焼いて売っていたので、香りにつられて買ってみた。外はパリッと中身はジューシー。

広場の近くにはスカンジナビア航空のホテルが。

チボリ公園

チボリ公園は現存する世界最古の遊園地、 1843年、クリスチャン8世が階級の違いなく誰でもが楽しめる場所を作る目的で作った世界最古の遊園地。
花や木々、噴水などに加え、絶叫系のアトラクションもあり老若男女が楽しめる遊園地となっている。

チボリ公園

ライトアップされた観覧車。

チボリ公園

17時になり、すっかり暗くなった。晩秋の北欧は日が落ちるのが本当に早い。

ストロイエ通りに戻り、夜の街を歩く。
通り沿いの建物がライトアップされている。

日が落ちた後も人通りは絶えない。

夜のニューハウン。カラフルな家々がライトアップされ浮かび上がる。

ニューハウン
ニューハウン

駆け足でコペンハーゲンの街を巡ってきた。コペンハーゲンはそれほど大きい街ではなく一日あれば代々見て回れる。次はノルウェーのオスロに向かう。

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