南アフリカとモザンビークに挟まれた小さな国エスワティニ王国。訪れる観光客もまだ少なく、観光地化されていないそのままのアフリカを感じることができる国で、アフリカらしい自然、文化、人々に触れたい方には、エスワティニはお勧めで、特にサファリが穴場であり密かに人気だそう。また、スワジランドは世襲君主である国王によって治められており、絶対王政といってもよい政治体制が敷かれている。民主化要求の流れはあるものの、アフリカ伝統文化に基づく君主制が続いているので最後の古王国とも言われている。
朝5時、ヨハネスブルク空港直結のホテルを出て、日帰りでエスワティニ(最近スワジランドから名前が変わった)に向かう。朝6時40分、南アフリカ航空傘下のエアリンク航空で飛び立ち、1時間ほどのフライトでキング・ムスワティ3世国際空港に到着。
小国の割には、巨大すぎるこの空港は2014年に開港したばかりの空港で、ヨハネスブルグとの間で一日3便が飛んでいるのみ。王様のスワジランドを世界中から人々が訪れてほしいとの願望で、当初は南アフリカのハブ空港にすべく巨額の費用を投資してエアバス380が運用できるくらいの巨大空港を作ったが、そもそも経済規模が小さいスワジランドに訪れる客は少なく、近隣には南アフリカ最大都市のヨハネスブルク空港があるので、そもそも必要なかったのではといわれている。
町までは飛行機の発着時間に合わせてシャトルバスが出ていた。このバスは、首都マンジニ、エズルウィニに停車しながら最大都市ムババーネまで向かう。主要な町と観光地を結んでいるので旅行者には便利。
バスの車窓から見える平原。馬らしき動物が見える。
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空港から約1時間半、80キロの道のりを経てエスワティニ最大の都市ムババーネに到着。とはいっても、エスワティニは小国なので小さな田舎町に毛が生えた程度。
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ムババーネの街を散策。メインストリートはさっきの道と比べると比較的栄えている。
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ちなみに、エスワティニの治安は南アフリカとは違い非常に良好で、強盗等の犯罪は殆どない。
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やたらと路上駐車が多い。
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自動車保険の看板。
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SPARという地元スーパーがある。
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ムババーネの街の中心から離れた丘の上から眺めてみる。中心に大きなショッピングセンターがあり、それを取り巻くように街ができている。遠くには高層アパートが建っている。
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ムババーネの中心のバスターミナル。バスターミナルとはいってもこの国のバスはハイエースのような乗り合いバンで、ここからエスワティニの各地域に路線が伸びている。
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バスターミナルは町一番の賑わいを見せており、露店も沢山出ていてアフリカらしい雰囲気。
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ムババーネで一番大きくて街の中心となっているショッピングセンターが。中はレストランやカフェがあり、ここだけオシャレ。
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ムババーネには、あまり見るべき場所はなく、2時間くらいで見終えてしまった。帰りのシャトルバスに乗り1時間半かけて空港へ。
帰りの飛行機ではビールとスナックが出てきた。ワインの名産地の南アフリカらしくワインのサービスもあり、1時間ちょいの短距離路線にしては至れり尽くせりのサービス。サービスを削りまくっている欧米系の航空会社も見習ってほしいところ。
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離陸して1時間、ヨハネスブルグに近づいてきた。8月のヨハネスブルクは真冬で17時半には日が落ちる。
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ヨハネスブルク空港で晩御飯。今日は朝からエスワティニを観光して疲れたので甘いものが欲しくなったので、チョコパフェを注文。
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メインディッシュはステーキに。付け合わせのフライドオニオンとポテトが美味しい。アフリカのステーキは赤身で脂肪分が少なくアメリカで出てくるステーキに似た感じ。
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夕食を終えたところで、空港内のホテルに戻って休む。
明日はエスワティニと同じような南部アフリカの小国レソトを日帰り観光する。