レソト マセル

南アフリカ共和国に周囲を囲まれている内陸国レソトは、標高1,500m以上で「天空の王国」などと言われている国。レソトはマイナーな国であるが、南アフリカに比べると治安はかなり良好で安心して観光できる。有名な観光地はないものの、アフリカの田舎の素朴な雰囲気を味わえるので、アフリカの大都市を旅して疲れた人はおススメの街。

今日はヨハネスブルグから日帰りで、レソトの首都マセルに向かう。宿泊先のヨハネスブルク空港併設のホテルを5時に出た後、7時の飛行機に乗ってレソトを目指す。離陸して1時間。赤茶けたレソトの大地が見えてきた。

巨大な台地があり、台地の上には耕作地帯が広がっている。

上空から見ると、とにかく地形がユニーク。

高度を下げてきてまもなく着陸。さっきの大地が横に見える。

レソトに到着し、入国手続きを済ませて市内に向かう。空港からマセル市内まで距離は20kmあり、タクシーで所要30分。公共の交通機関はなく、タクシーのみ。値段を聞いてみると100ランド(700円)高いのか安いのかわからないがとりあえず乗って、市内まで向かう。

空港からのタクシーを市内の適当な場所で下ろしてもらい最初に向かった場所が、レソト唯一の見どころのOur Lady of Victory Cathedral。

Our Lady of Victory Cathedral

観光スポットらしきところが少ないマセルで唯一大規模できれいな教会。レソトは南アフリカ同様キリスト教の国で、町の中心には教会が建っている。ここからレソトの首都マセルの市内観光をスタートする。

Our Lady of Victory Cathedral

教会の周りにはアフリカらしいヤシの木が生えている。

Our Lady of Victory Cathedral

時刻は朝9時、マセルの街中は人通りがあり、昨日言ったエスワティニのムババーネに比べるとだいぶ賑やかな感じ。

小さなショッピングモールやケンタッキー・フライド・チキンもある。

メイン通り沿いには露店が出ている。

マセルの街の中心にあった、ユニークな建物。中は観光案内所とお土産屋が入っていて、観光客にとって便利な場所。ちなみにこの円筒形の形はレソト人が被っている民族帽の形を真似ているそう。

中心部には市場があり、特に野菜や果物が多く売られていた。THEアフリカの市場といったローカル感。ただ、そもそもの人口が少ないせいか、人は少なめ。

バラック小屋で野菜が売られている。

マセル市内で一番高いビル。郵便局が入っていた。マセルはまだ開発があまり進んでおらず、こういった高層ビルは多くない。レソトは鉱山資源が豊富なので、これから開発が進んでいくかもしれない。

ショッピングセンターに入って昼食。ギュロスという肉と野菜をパンで挟んだ料理を食べてみる。アフリカの牛肉は固めだがしっかりと味付けがしてあって美味しい。

マセル市内を3時間ほど見て回った後、タクシーで空港に戻る。タクシーの運転手は日本人が珍しいらしく色々話しかけてくる。

このトヨタ車は90万円くらいで買ったが、この価格って高いのか?聞いてきた。海外生産され海外向けに作られたMT車なのでだいぶ価格を抑えているのだろう。日本で売られているよりは格段に安いよ、いい買い物をしたねと言うと非常に喜んでいた。

また、レソトの治安が南アフリカに比べていい理由を聞いてみたら理由は2つあるという。まずレソトは鉱山資源があり、平均所得が高く貧富の差が少ないからだろう。もうひとつは、南アフリカ人は狩猟種族で闘争性が高く犯罪率が高い、レソト人は農耕民族なのでそんなことはなく、治安はいいとのことだった。本当だろうか。

レソト空港に着き、ヨハネスブルク空港に向けて飛び立つ。

明日はヨハネスブルクから日帰りでボツワナの首都ハボローネに向かう。

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