ヨーロッパ17か国周遊記(イスタンブール編①)

上海を22時過ぎに離陸したトルコ航空機は一路イスタンブールへ向かう。機内食でトルコハンバーグのケフタが出てきた。トルコ航空の機内食は結構美味。流石世界三大料理に入るトルコ料理。トルコ航空は美味な機内食に加え、EFESビールやトルコワインが味わえて安価な割にはクオリティ高くてオススメ、それにスターアライアンスなのでANAマイルも溜まる。飛行機は定刻の朝5時半にイスタンブールに到着。トルコの入国審査を済ませ、地下の地下鉄乗り場へ向かう。

ただ、朝早すぎるため地下鉄は動いておらず、始発までベンチで寝て待機。6時半ごろ目を覚ますと、駅の改札近くに人が集まっている。
どうやら始発の地下鉄が動き出したらしい。早速市内行きの地下鉄の切符を買う。料金は2リラ(60円)地下鉄はアクサライ駅まで伸びており、そこからトルコ国鉄の通勤列車でホテルの最寄りまで行く。トルコ国鉄の若い女性切符販売員から切符を買ったが、終始携帯で話したまま、だるそうに対応していた。これが海外流接客かと思ったが、こちらとしてはちゃんと切符が入手できればいいので、どんな接客態度でも何も気にならない。
ホテルには朝早いがチェックインし支払いを済ませることができた。ホテルの親父さんが親日のナイスガイで色々気にかけてくれる。

ホテルの最寄りの国鉄駅から中心部のシルケジ駅に向かい、ボスフォラス海峡の海岸沿いについた。向こう側にはアジア側が見える。一際目立つのはとんがり帽子のガラタ塔。
近くの埠頭から対岸へのフェリーが出ていたので渡ってみる。料金は2リラと地下鉄と同料金で安いので、ちょっとしたクルーズ気分で往復した。

ヨーロッパ側の埠頭に戻るとイエニ・ジャーミイが見えた。

まだ朝9時前で涼しいのでガラタ塔がある丘の上まで登ることに。 今度はボスフォラス海峡に架かる橋を渡ってアジア側の対岸に向かう。橋は二重構造になっていて、二階は車道とトラム、歩道があり 、1階部分は高架下みたいな感じでレストラン等の店がある。橋からは大勢が釣りをしていて、バケツを覗いてみると小鯵が釣れているらしい。対岸に向かうと坂を上って丘の頂上のガラタ塔を目指す。日が昇ってきてだんだん暑くなる。対岸に着いてから迷路のような道を迷いつつ30分かけてガラタ塔に到着。入場料を払い、階段を上り展望台へ向かう。

ガラタ塔

ガラタ塔

展望台に到着。塔は小高い丘の上にあることもあり、イスタンブール市街が一望できる。ボスフォラス海峡はもちろん、アヤソフィアやブルーモスクも見えた。イスタンブールはオレンジ色の屋根の建物が多く統一感があって見栄えがする。

アヤソフィアとブルーモスク

ガラタ塔から降り、最初はブルーモスクへ向かう。来た道をもどりボスフォラス海峡の橋を渡って、ブルーモスクに到着。入場料は500円くらい。近くで見ると結構大きい。個人的に丸みを帯びた屋根の作りのモスクは結構好き!世界のモスクを訪ね歩くのもありかもしれない。
ブルーモスクは、オスマン帝国時代アフメト一世在位時に、1609年~1616年の7年かけて建造されたそう。

ブルーモスク

ブルーモスク

ブルーモスクの中は絨毯がひいてあり、中は結構広くシャンデリアや ミニアチュールというイスラム独特 の細かい装飾がメッチャ綺麗。

ブルーモスクを見終わり、トラムでトプカプ宮殿に向かう。トプカプ宮殿は
オスマン帝国時代にメフメト2世が建設を命じ、1470年位に完成した。 トプカプ宮殿は第一から第三の庭があり、庭がめっちゃ広い。トプカプ宮殿に入る際の手荷物検査で、僕の後ろの女性がトレーにカメラを置いて金属探知機をくぐったあと、「あれ?カメラがない?」とカメラを探し回っていた。すぐにカメラが盗られたことに気づき、Fワードを連呼。ただ、手荷物検査場は何の責任も取れないのでこれは取られ損になってしまう。何とも気の毒。自分も気を付けないと危ない。

気を取り直してトプカプ宮殿の門に向かう。門にはハーレムと書いた旗がかけられている。宮殿の中は細かい部屋に分かれており、イスラム独特のミニアチュールデザインのタイルや カラフルで模様が細かいステンドグラス が印象的だった。

トプカプ宮殿

お昼になったのでトプカプ宮殿近くの公園の出店で売っているシミットと呼ばれるパンを買って食べる。薄い塩味の味付けで結構うまい。

ようやくイスタンブールのメイン観光地であるアヤソフィアに向かう。

アヤソフィアは元々モスクではなくキリスト教の大聖堂で約1700年前の350年、イスタンブールが東ローマ帝国でコンスタンティノープルだった時に建設された。
その後2度の焼失や大規模修繕を繰り返し、今の形になった。1453年にオスマン帝国がコンスタンティノープルを占領し、今のイスタンブールになったときに、大聖堂をモスクとして改造して使うことを当時のスルタンメフメト2世が宣言した。
そこから今に至る。今は博物館として使用されイスラム、キリスト教問わず宗教行事を行うことは禁止されているそう。

アヤソフィア

入場料25リラを払い中に入る。中は広々して、ブルーモスク同様ドーム型の天井と、イスラム装飾が壁に施されている。

イスタンブール一の目玉スポットのこともあり、中は満員状態。さらに雨が降ってきたので中々外に人が出ていかない。自分も少し雨宿りをしつつ、次に行く場所を考える。しばらく考えた後、地下宮殿があるので、そこに向かうことにする。

イスタンブール編②に続く・・・

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