ヨーロッパ17か国周遊記(ローマ編①)

イスタンブールを午前11時のトルコ航空便で出発し、ローマのレオナルドダヴィンチ空港に向かう。3時間のフライトで13時くらいにローマに到着。ついにこの旅行のメインであるヨーロッパ大陸に上陸!

イタリアの入国審査を終えて空港の外に出る。空港から市内へはレオナルドエクスプレスという特急電車が走っていて、8ユーロでテルミニ駅に行けた。まずは予約していたホテルに向かう。ホテルはテルミニ駅から徒歩10分らしいが、中々見つからない。ホテルの住所の場所のアパートのベルの横に小さくホテル名が書いてあるのを見つけ、20分迷ってようやく見つけた。
今回予約したホテルは普通のアパートを改装した民宿なのでかなり分かりにくい。イタリアの安宿にはこのようなアパートメントタイプのホテルが多いので注意。ローマはホテル代が高いので1泊30ユーロのアパートメントホテルにしたが、冷房が無く暑かったのでもう少しいいホテルにすれば良かったかも。

取り敢えずまだ15時なのでローマ市内を観光する。スペイン広場が比較的近くにあるので向かう。スペイン広場へは地下鉄で移動。ローマの地下鉄にはスリがいるので注意しないといけない。スペイン広場へはSpagna駅が最寄り。スペイン広場はローマの休日でおなじみの場所。

スペイン広場

船の噴水

時計を見るとまだ17時でまだまだ暗くなる気配がない。8月のイタリアの日没は20時なので遅くまで観光できる。

地図を見るとトレビの泉が近いので、スペイン広場から徒歩で目指してみる。途中に ヴィットーリオ・エマヌエーレ 記念堂があった。この記念堂は周囲の歴史的な建物と雰囲気が違い、真っ白なウエディングケーキみたいな感じ。戦没者慰霊碑としての役割もあり入り口が厳重に警備されているので入れないと思ったが、後で
中に無料で入ることができると知って驚いた。

ヴィットーリオ・エマヌエーレ 記念堂

記念堂からしばらく歩いてトレビの泉に到着。取り敢えずまたローマに来れるようにコインを投げ入れる。トレビの泉は左半分が修理中でカバーがかけられていた。トレビの泉の近くにジェラート屋があったので、買って食べてみた。ローマのジェラート大体2.5ユーロほど。明日以降真夏のローマを歩くので何度もジェラートのお世話になることになる。時計を見ると20時を回っている。日が落ちたがまだ明るい。この時刻になると気温が急に下がり涼しくて過ごしやすい。

トレビの泉

トレビの泉を見終わったくらいで日が落ちてきたので、今日の観光は終了、地下鉄でホテルの最寄りのローマテルミニ駅に戻る。夕飯がまだたっだので、ピサ屋でピザを1スライス注文。1ユーロと安い。イタリアはピザは大衆料理や、スナックとしての位置づけでかなり安い。そこら中にピザ屋があり食事には困らない。逆にパスタは少し高く、パスタは8ユーロくらいから食べれる感じ。ちゃんとしたレストランで食べるともっと高い。パスタが安くピザが高い日本と真逆。

ホテルに戻ったが、冷房がなく熱がこもって暑い。深夜になってやっと眠れた。これでローマ一日目は終了。

ローマ2日目の朝、8時にホテルを出てバチカン市国に向かう。ローマテルミニ駅から地下鉄に乗り、 10分ほど乗車してOttaviano駅で降りる。

バチカン市国は 国全体が世界遺産で ご存じの通り、世界一小さい国家として有名。ただ、観光客はバチカンのどこでも入れる訳ではなく、入れる場所は、サン・ピエトロ広場、大聖堂、バチカン博物館のみと限られており、聖職者等の関係者にしか入れない場所が沢山ある。結構関係者以外立ち入り禁止区域が多い国。

まずはバチカン博物館に入ろうとするが、数百人はあろうかという長い列ができている。事前情報によると入場に2時間待ちといった例もあるそうなので、8時半と早めに来たつもりだったが、すでに列ができていた。列に並んでいる観光客にツアー業者と思われる人がツアーに参加すれば列をスキップできる。
このままでは「2時間待ちだ、ツアーに参加しないとずっと待つことになる」と勧誘してきたが、個人でゆっくり回りたいのでそのまま並んでいた。意外と列は急に進み、20分くらいの待ち時間で入ることができた。入場券を買い、バチカン博物館へ。

バチカン博物館では、歴代法王による多数の芸術品を鑑賞できる。芸需品の展示エリアを抜けると、システィーナ礼拝堂のミケランジェロの壁画や天井画 が見えてくる。

バチカン博物館

エジプトのミイラが入っている棺

システィナ礼拝堂を抜けると、サンピエトロ大聖堂に着く。展望台からバチカンを眺めることができる。

地上に降りて、聖堂前の広場に行ってみた。円形の広場の中央にオベリスクが建つ。

バチカンはローマから中心部から3キロ外れた丘の上にある。地図を見ると、サンタンジェロ城が徒歩5分程度で行ける距離であり、結構近いのでそこをを目指す。

サンタンジェロ城はバチカンより「教皇の道」という一本の道で繋がっており、絶対迷わない。
サンタンジェロ城 は139年にハドリアヌス帝のお墓として完成したが、後程要塞に転用され、重要な軍事施設として機能してきた。1933年以降から今に至るまでは博物館として使用されている。

博物館になっている内部は撮影禁止だった。城の上に登るとサンピエトロ大聖堂が一望できる、(サンピエトロ大聖堂からは700Mしか離れていない)一番のポイントは屋上からの絶景。夕暮れ時が特に綺麗らしい。夏の夕暮れ時はすでにクローズしてしまうが、冬なら夕暮れ時間とオープン時間が重なっているため、夕暮れを鑑賞できる。

サンタンジェロ城 を見終わった後は、パンテオンに向かう。2キロくらい離れていて、結構遠いが歩いていくことにした。12時くらいになり、だんだん日が昇ってきて気温が上がってきた。汗だくになりながら1時間くらい歩いてパンテオンに到着。

パンテオン

​パンテオンは、初代ローマ皇帝アウグストゥスの時代、彼の臣下であるのマルクス=ウィプサニウス=アグリッパによってパラティヌスの丘に、紀元前25年万神殿 として建造された 。これは石造建築としては世界最大。ただ、今日残っているパンテオンは 128年に、ハドリアヌスにより火災で焼失したものを再建した2代目パンテオンです。パンテオンに関しては 、「ローマを旅し、パンテオンを訪れぬ者は、愚者で現れ、愚者と去る」ということわざがある。「ナポリを見てから死ね」というのと一緒の意味合いだろう。

パンテオンの中はドーム状になっている。

パンテオンを見終わった後は、徒歩でフォロロマーノに向かう。1.5キロ以上離れているので結構歩く。時刻は午後3時くらいで、気温は35度になり汗だくになる。途中ジェラート屋に寄りつつ、1時間くらいでフォノロマーノに着いた。

フォロ・ロマーノは 世界遺産 に指定されている約2000年前の古代ローマ時代の遺跡。流石に2000経った今は柱の一部しか残っておらず廃墟状態だが、当時は下水道も整備された発展した都市だったそう。

入場券は12ユーロで、コロッセオ 、パラティーノの丘 と共通。コロッセオの入場券売り場は込んでいることが多いので、 比較的すいているフォロ・ロマーノ でチケットを買った方がいいだろう。

フォロ・ロマーノ

フォロ・ロマーノを見終わってコロッセオに向かう。コロッセオへは徒歩5分程度とすぐ。
コロッセオは西暦80年に完成した直径188Mの巨大な円形闘技場。収容人数はなんと8万人で約5万人の東京ドームよりも多い。

コロッセオでは、罪人の処刑と、大衆の娯楽となる剣闘士同士の戦いが行われており、年間数千人の剣闘士が戦いで亡くなったそう。

コロッセオ

コロッセオの共通チケットで入れる パラティーノの丘 。この周辺は古代ローマ時代に高級住宅地で、 歴代ローマ皇帝の邸宅であるドムス・フラヴィア、
11代皇帝ドミティアヌス の私邸である、ドムス・アウグスターナがある。

ここも フォロ・ロマーノと同じく廃墟になっている。夕方だからか人は少なくゆっくり観光できる。

パラティーノの丘

北西のテラスからはコロッセオが一望できて写真スポットとなっている。

パラティーノの丘 を見終わった後、18時位になったので、夕食にピザを食べホテルに戻った。これでローマ二日目は終了。

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