ヨーロッパ17か国周遊記(チェコ・プラハ編)

8月24日。今日は3泊したウィーンのホテルをチェックアウトして次の目的地チェコのプラハへ向かう。プラハ行きのユーロシティは宿泊先ホテルの近くのWien Westbahnfof(ウイーン西駅)ではなく、Wien Meidling駅から出ているので、そこまでSバーンで移動。8時25分Plaha hlavni(プラハ本駅)行きのEC78便で向かう。ウイーンからプラハへ向かう国際列車はユーレイルパスだけで乗車可能。
途中ブルーノ等に停車し、13時18分にプラハ本駅に到着。5時間の電車旅。 (今はレイルジェット特急が導入され3時間で行けるそう)プラハに着き、徒歩でPension Prague Cityホテルに向かう。
1泊2800円の割には必要最低限のものは揃っている。近くのスーパーに行きピールとコロッケを買ってきて昼食にした。チェコのビールはコクがあって旨い。ちなみにチェコは一人当たりのビール消費量が世界一というビール大国。ホテルで少し落ち着いた後、市内観光に出かける。プラハ観光は今日の午後と明日の一日準備してある。

旧市街に向かって最初に訪れたのは火薬塔(Prašná brána)

15世紀に建てられたゴシック様式の旧市街の門。旧市街と新市街の境目にあり、旧市街の入口の目印になる。

重厚感のある黒い石塔で、17世紀に火薬倉庫として使われていたことがその名の由来。 塔の高さは65mで、内部は展示室になっている。100コルナ払って登ってみると、旧市街が一望できた。

火薬塔

火薬塔のすぐ近くにあるのがこのアールヌーヴォ様式の市民会館でプラハの春国際音楽祭の会場となっている。ここには歴代王宮が建設されていた場所だったが、17世紀の大火災で焼け落ち出から別の場所に移転され、後にはこの市民会館が建てられた。

そのまま旧市街を進み旧市庁舎広場に向かう。旧市庁舎広場には、旧市庁舎、ティーン教会があり、ここを見るとプラハの半分を見たと言っていい。

15世紀に建てられたゴシック様式の旧市庁舎。精巧な天文時計があり、9時〜21時の1時間ごとに動き出すからくり時計は必見。毎時1時間になると時計台の下に町中から観光客が集まってきてからくり時計に釘付けになる。ただ、展望台に釘付けになっている観光客を狙ったスリが要るから要注意。からくり時計はかなり精巧にできており一見の価値あり。

旧市庁舎

旧市庁舎の塔に登ってみる。料金は250コルナ。塔の高さは約70メートルで展望台までエレベーターで上ることができ非常に楽。塔の上からは、旧市街広場を中心に広がるプラハの街並みが一望できる。オレンジ色の屋根で統一された旧市街が美しい。

市庁舎広場にあるティーン教会。旧市街広場を挟んみ旧市庁舎の向かいにあるゴシック様式の教会で、2本の尖塔が特徴。教会を囲む様に建物が建てられているが、これは、15世紀にフス戦争が起こったとき、フス派の本拠地であったティーン教会がカトリックに改宗した際、フス派が入ってこれないように建物で囲ったから。一風変わった教会である。

ティーン教会

今日は日が落ちたのでホテルに戻り、翌日改めてプラハの観光をする。帰りにホテルで夕食とビールやボトルのジュースを買ってホテルでゆっくりできた。

8月25日。今日は1日プラハ観光をする。昨日は雲りだったが、今日は快晴。旧市街に向かい、昨日観光を済ませた市庁舎広場を抜け、モルダウ川にかかるカレル橋を目指す。

モルダウ川に架かるカレル橋はプラハ最古の橋。1357年から60年近くかけて建設されている。全長約500Mあり、両方の欄干には聖人の像が30体並んでいる。橋には画家、露天商 、芸人などが座って商売をしており、特に画家が描いた絵を売っているのを見るのが楽しい、橋の上は観光地といった感じで、いつもたくさんの人で賑わっている。

カレル橋

カレル橋の側にある塔の中では常設展示が行われており、橋塔の上は展望階となっていて、 木造階段を登っていった先の展望台よりプラハの絶景を眼下に望む事ができる。

カレル橋
遠くに見えるプラハ城

カレル橋を渡ったら、丘の上のプラハ城を目指す。ここからプラハ城まで坂道を徒歩で40分近くかかった。坂道を伸ること20分、丘の上まで登りきるとゴシック様式の聖ヴィート大聖堂が突然現れる。この聖ヴィート大聖堂は、1344年にカレル1世が建築を始め、途中戦争や資金不足で幾度も中断しながら、最終的に完成したのは1929年と、600年もの歳月をかけて建てられた。写真はこのアングルからしか取れないのでみな苦労しながら写真を撮っている。

聖ヴィート大聖堂

プラハ城に到着。プラハ城への入場自体はなんと無料だが、プラハ城の一部の教会や旧王宮内部の見学には入場料が必要となってくる。

プラハ城

プラハ城から眺めた旧市街。

次にロレッタ教会に向かう。このロレッタ教会は 1626年に 、聖母マリアが受胎告知を受けた伝説のある聖なる家を真似て建てられた。ここもプラハ城のある丘の一つ。

ロレッタ教会

その後近くのストラホフ修道院に向かう。これは1140年に建てられた修道院で中世時代の図書館が有名。中には入れないものの、入口から室内をチラ見することはできる。

こうしてプラハ市内を回っていると時刻は15時位になったので、駅近くのホテルまで1時間以上歩いて戻り、プラハ観光は終了!

プラハは観光地が旧市庁舎周辺とプラハ城周辺にまとまっており、観光しやすく、それぞれ半日見ておけば一通り回れる。余裕を持ちたいならそれぞれ丸1日ずつの2日あれば十分。プラハは 中世時代の建物がそのまま残りオレンジのい屋根で埋め尽くされた街並みは、中世にタイムスリップした気分になれる。

また中~東欧の落ち着いた雰囲気もあり、物価も安くビールも安価でおいしいのでとても居心地の良い町。個人的にもオススメの街なので、今度は同じチェコのチェスキークルムロフと併せていくつもり。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA