ヨーロッパ17か国周遊記(ドイツ・ドレスデン編)

8月26日、今日は2泊したプラハのホテルをチェックアウトして、ベルリンに向かう。プラハ本駅から8時29分ベルリン中央駅行きの電車に乗りベルリンへ向かう。プラハ=ベルリン間の電車は予約不要でユーレイルパスで自由に乗り降りできる。車内で時刻表をめくっていると、この電車は11時04分ドレスデンに止まるらしい。そこで、ドレスデンでいったん降りて観光することにした。

途中ドイツ国境でパスポートチェックがある。この前チューリヒからミュンヘンに行った時もパスポートチェックを受けたので、シェンゲン内でもドイツに陸路で入るときはパスポートチェックがあるらしい。
自分のコンパートメントに警官が入って日本語で「どーこいーきまーすかー?」と質問してきたので「ドレスデン」というとそれでパスポートを返してもらいあっけなくパスポートチェックは終わった。

11時4分電車はドレスデンに到着。ツーリストインフォで地図を貰い市内観光に向かう。

ドレスデンは第二次大戦で最も被害が大きかった街の一つで空爆で徹底的に破壊され町全体が瓦礫と化した。時間をかけて当時の重厚な街並みが復元され今では空爆があったとは思えないような歴史ある街並みをしている。個人的に黒っぽい町の建物の外壁がイギリスのエディンバラやグラスゴーに重なる。

市内に向かう途中タンポポの綿毛のような噴水を発見。ドレスデンは涼しく15度位で噴水の近くは少し寒い感じがする。途中にソーセージの屋台があり、昼食に1つ買った。2ユーロと格安。ドイツにはソーセージの屋台があり小さいパンに挟んでホットドックにして出してくれる。ソーセージはジューシーでかなり美味。

駅から旧市街に向けて歩いていくと聖十字架教会が目に入る。ドレスデン中心のアルトマルクト広場に近い聖十字架教会は、バロック様式と古典主義様式が合わさった歴史的建築物。見た目は相当古そうだがこの教会も例に漏れずドレスデン空襲で破壊され大部分を修復されている。

聖十字架教会

ドレスデン旧市街の中心まで歩いてきて、ノイマルクト広場まで到達。ここの広場に面して建つ聖母教会、別名フラウエン教会。18世紀に建てられた聖母教会は、第二次世界大戦の連合国の空襲で瓦礫と化した。戦後、空爆の記憶をそのまま残すため、破壊された瓦礫姿そのままが公開されていたが、2005年に建造当初の形で
壊れた個所や建材を再利用するなどして 再建された。なので、他の建物と比べて結構新しい感じがする。

聖母教会

ここはゼンパー・オーパーといい、エルベ川沿いにあるザクセン州立のオペラ歌劇場。ゼンパー・オーパーは現在も劇場として利用されており、時間があればオペラを見るのもいい。

ゼンパー・オーパー

ドレスデン城が見えてきた。 ここは12世紀末から代々ザクセン王家の居住地だったが、第二次世界大戦で例に漏れず破壊されており、長らく放置されていたが、1990年以降ようやく修復が開始され今の姿になった。


今回のドレスデン観光は 2時間半程度と駆け足だったが、今度来る機会があったら一日かけてじっくり見てみたい。町全体が重厚な雰囲気で風格があって美しい。ベルリンからのアクセスが2時間ほどと良いので、ベルリンからの日帰り旅行にドレスデンを選ぶのもあり。

13時半にベルリン行きのインターシティに乗車。またもコンパートメント形式の車両で乗客は僕1人だけ。ドレスデンから2時間ほどかけて14時30分ごろベルリン中央駅( Berlin Hauptbahnhof )に到着。

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