12月12日、今日はカサブランカから日帰りでマラケシュへ。
朝7時にホテルを出て、 歩いて1時間かけて町はずれのCASA VOYAGER駅に向かう。 駅でマラケシュまでの切符を購入。片言のフランス語で何とか買えた!
料金は片道95ディルハム(1000円)
カサブランカからマラケシュまでは340キロもありかなり離れているが、鉄道で3時間半で結んでいる。表定速度が100キロ近く、アフリカの大地をえげつないスピードで駆け抜ける。
★カサブランカからマラケシュまでのアクセス
ONCF(モロッコ国鉄)でのアクセスがオススメ
所要時間: 3時間半
料金:片道95ディルハム(一等は148ディルハム)
https://www.oncf.ma/fr/Entreprise (ONCFのサイト)
電車は8時50分にCASA VOYAGER駅を出発し、アフリカの赤茶けた大地をひたすら南西へ走る。車窓にはひたすら荒野が続く。
車内はコンパートメント形式で満席。
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カサブランカを出発して3時間半後、マラケシュ駅に到着。
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マラケシュ市街をぶらぶら、クトゥビーヤ・モスクとミナレットを探して歩く。マラケシュは日中30度を超えてかなり熱い。12月のはずだが、アフリカは冬などないのだろう。
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1時間位迷子になった後、クトゥビーヤ・モスクとミナレットに到着。
クトゥビーヤ・モスクとミナレット
マラケシュに来て、最初に向かったのはここ。!
マラケシュの旧市街のランドマーク的な建造物で、併設されている高さ69mのミナレットが特徴。 1147年に建てられたとは思えない細やかな装飾は4面それぞれ違う模様で、じっくり見てみると違いが分かる。カサブランカのハッサン2世モスクよりは小さいが、こちらの方が900年位歴史があり文化的に重要らしい。
残念ながらモスクにはイスラム教徒以外入ることができないので外からの見学のみ。 外からでも十分楽しめるけど。
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真っ青な青空にミナレットが映える。
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尖塔を見終わったあとは、旧市街のスークを目指す
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ここにもモスクがあった。
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15時ごろ、スークに到着。
スーク
マラケシュ旧市街(メディナ)の1番のスポットは、このジャマ・エル・フナ広場の北側に広がるスークで、世界最大の規模とも言われている市場。
スークとはアラビア語で、市場、商業地区を意味している。
中は雑多な店が雑然と並んでおり、基本的にジャンルを問わずいろいろな物が置いているが、「絨毯のスーク」や「貴金属のスーク」など同じジャンルの商品が固まっているエリアもある。お目当てのものがある場合はそのエリアに行ってみるといい。中は迷宮そのものなので、必ずと言っていいほど迷子になる。帰りの電車がある場合はギリギリまで観光しないように。
また、マラケシュのスークでは、職人たちが実際にモノづくりをしており、モノを生み出す瞬間を間近に見ることができる。一つひとつ手作りされたモノを手に取り、お気に入りの一品を見つける楽しさもこのスークにはある。金属加工職人や、ハンドメイドの雑貨も多く、近づけば手を止めて、熱心に商売トークが始まる。
話題のモロッコ雑貨なども数多く売っているので、ここでお土産を購入するのも。OK。ただ、ここはイスラム圏、高めに吹っ掛けてくるので値段交渉は必須。
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ジャマエル・フナ広場
この ジャマエル・フナ広場は、マラケシュ旧市街の中心部に位置する大きな広場。今でこそ、多くの人で賑わう場所だが、かつては処刑場として利用されていたことから、アラビア語で「死人の集う場所」を意味する名前がつけられている。
そんなジャマエル・フナ広場を楽しみたいならば、夕方に行くのを強くお勧めする。昼間は広々としているただの広場だが、日が沈むにつれ涼しくなってくると、次々に食べ物の屋台が建てられ、大道芸人達がショーを始める。
名物のオレンジを生絞りしたジュースは絶品。ただ、生フルーツなのでお腹を壊す場合もあるのでほどほどに。
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屋台で、オレンジジュース生絞りを飲む。値段は10ディルハムほど。
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スークのお店やフナ広場の屋台に夢中になっていると、17時を過ぎていた。帰りの電車もあるので、マラケシュ駅に戻る。
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マラケシュ駅で電車の時刻を聞くと、10分後の17時50分にあるとのこと。急いで切符を買い帰りの電車に乗る。
再びモロッコの赤茶けた大地を走る。
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定刻から30分遅れた20時過ぎ、カサブランカ のCASA VOYAGER 駅に到着。
CASA VOYAGER駅からホテルまでは1時間の道のりだが、どうもモロッコは道が入り組んでいて迷子になってしまう。また迷子になり、道を聞くも英語が通じない。1時間迷った挙句、22時頃ようやくホテルに到着。カサブランカの街で毎回迷子になってしまうのは自分だけ?
【まとめ】
マラケシュはカサブランカから日帰りで行くのも可能だが、マラケシュに泊まってじっくり観光するのがベター。マラケシュはカサブランカに比べてイスラム色が非常に強く、さすが世界遺産登録されているだけあり見どころが多い。中でも世界一広いスークは丸一日割いてもいいくらい面白い。
また、マラケシュはサハラ砂漠観光の拠点都市としての側面もあり、サハラのついでに時間をとって旅程に加えるのもいいだろう。