12月11日、マルタからモロッコへ飛ぶ。マルタからモロッコは結構遠回りのルートになり、マルタ⇒フランクフルト⇒バルセロナ⇒マドリード⇒カサブランカと3回乗り換えをすることになる。
13時5分、マルタからルフトハンザ航空でフランクフルトに飛ぶ。15時55分到着予定が1時間遅れた17時にフランクフルトに着いた。フランクフルトの乗り継ぎは3時間なので、乗りつぎに問題はない。
フランクフルト空港にも行きのミュンヘンと同じように、無料コーヒーサーバーがあった。19時にフランクフルトからバルセロナに向けて飛ぶ。またも1時間遅れてバルセロナには21時55分に着いた。
ルフトハンザ航空は4回乗ったが、そのうち3回が遅延。時間にしっかりしているイメージがあったが意外と遅延が多いのかなあ。。。まあ、機内食は暖かいものが出て美味しかったのでそこは良かった。
バルセロナからカサブランカへの便は翌朝出るので、バルセロナ空港で夜を明かす。夜中3時、お腹が減ったので空港内のマックでハンバーガーを夜食にする。
翌朝7時のイベリア航空でマドリードに向かい、マドリードで2時間のトランジットのち午後12時過ぎにカサブランカに到着。
イベリア航空は国際線にも関わらず、機内食が有料。 ルフトハンザとは違うんだねえ。。。個人的にイベリアは予約が入ってなかったり、トラブルが多発したので使うには不安な航空会社かな。今は改善されてるといいんだけどね。
カサブランカには12時過ぎに到着。ついに人生初アフリカ上陸!!
さっさと入国審査を終え、両替を済ませ市内に向かう。
★カサブランカ空港から市内へのアクセス
電車が一番オススメ!
05:00〜23:00の60分間隔で運行。Casa Voyages駅まで約30分。
料金: 1等DH60、2等DH40。
アフリカの空港に空港鉄道があるとは驚き。難点をあげれば1時間に1本しかないので、帰りに空港に戻るときは時刻表を控えておきたい。
Casa Voyages駅は中心から結構離れてるので注意。
カサブランカ
カサブランカは、紀元前から北アフリカ先住民のベルベル人が住んでおり、フェニキアやローマなどとの交易を行い栄えていた。現在の、「白い家」という意味を持つ「カサブランカ(Casablanca)」という名前は16世紀にポルトガル人が名付けている。
その後も更に貿易の拠点として発展。1907年にフランスに占領されてからはヨーロッパからの移民が増え、北アフリカの中で欧州の雰囲気を最も色濃く残した街となった。1956年、モロッコはフランスから独立し、カサブランカはモロッコの玄関口として栄え、現在に至る。
★カサブランカ観光の注意点
カサブランカという青山にありそうなオシャレなカフェのようなイメージで、この町を少し甘く見る人も結構いると思うが、(自分だけ?)
モロッコといえど、ここは立派なアフリカで旅行は難易度はまあまあ高め。英語はあまり通じず、フランス語かアラビア語しか通じないことが殆どで、道を聞くときや駅で切符を買うときにかなり苦労した。
加えて、街のトイレなどの衛生面も東南アジアより落ちるので、 潔癖の人にはきついかもしれない。あと、屋台でフルーツジュースとかを売っているが、それにも注意。
Casa Voyages駅
カサブランカ空港や、長距離列車が発着するカサブランカのはずれにある駅。この駅には何度もお世話になる。
Casa Voyages駅から歩いて市内へ向かう。結構遠く1時間かかった。。。
ホテルの場所がよく分からず全く別の場所に向かってしまい、さらに1時間ほど迷子になる 。。。
この日はカサブランカで路面電車が開通する日らしく、記念式典が行われていた。
ムハンマド5世広場
「ムハンマド5世広場」は、カサブランカの中心にある噴水のある大きな広場で 広場の周辺には、 イスラム建築の市庁舎、裁判所、映画館やショッピングモールなどが建ち並んでいてカサブランカの街歩きの拠点になる場所。
カサブランカ市庁舎
メディナ(旧市街)
「ムハンマド5世広場」の路地を入るとメディナ(旧市街)が広がっている。城壁に囲まれた旧市街には、狭い路地の両側にたくさんの商店が並ぶスーク(市場)があり、メディナに入ると、すごい混雑で人、人、人まみれ。 ただ、現地人が圧倒的に多く、観光客はさほど多くない。
メディナの入り口の塔。中に入るとメディナが広がっている。
お土産用のものよりも、 スパイスやドライフルーツ、雑貨等現地の人たちの日用品などを売っているお店が多い。お土産を買うなら後程紹介するマラケシュのメディナがオススメ。マラケシュのメディナは観光客向けだが、カサブランカのメディナはそうではない。
ハッサン2世モスク
カサブランカ観光の一番の見どころはここ!
1986年から8年もの年月をかけて建造された「ハッサン2世モスク」。
近くに行けば分かるが、とにかくめちゃくちゃデカい!
世界で一番高い210Mのミナレットを持ち、モロッコでも最大のモスク。
ミナレットとはイスラムのモスクに必ずついている塔のことを指し、
夜にはミナレットの頂上からサウジアラビアにあるメッカに向け、光が放たれる。
とにかく広くて、装飾で豪華絢爛な内部。天井の彫刻や床のタイルにイスラム特有の細かい装飾が施されている。床はガラスになっていて、下の階を覗けるようになっているのも特徴。
モロッコ全土から職人が集まり造り上げられた精緻な装飾。
ハッサン2世モスクは海のそばにあり、海からの風が強い。
カサブランカ中心部に戻ってきた。ハイアットホテルの前のこの通りは歩道がかなり広い。地元の食堂でケバブを食べ、ホテルに戻ろうとするも道が分からず迷子になる。。。
今日泊まったのホテルは Hotel Du Louvre
https://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g293732-d1729462-Reviews-Hotel_Du_Louvre-Casablanca_Grand_Casablanca_Region.html h
1泊3200円とまあまあリーズナブル。部屋も狭いがきれいにしていてそれほど悪くはない。カサブランカ中心部にあるので、近くにレストランやスーパーも多く食事には困らない。
【まとめ】
カサブランカはまあまあ広いものの、見どころはハッサン2世モスクやメディナ等限られており、それほど観光に時間を要しない。この街自体は観光地といった感じではなく、国際空港があるので、マラケシュやサハラ砂漠等モロッコに行く前に一旦滞在するといったモロッコの玄関口といった感じの街。