スーダンの首都ハルツームは、エチオピアのタナ湖からくる青ナイルとウガンダからくる白ナイルの合流地点にありエジプトの南、エチオピアの北にある。
スーダンは内戦で怖いイメージだったが、南スーダン独立後治安は改善されつつあり、首都ハルツームは非常に治安が良く犯罪はほぼない。
ハルツームは砂漠の中なので5月は最高気温45度付近になり、50度を超える日もある。あれは暑いというレベルじゃない。
スーダンは個人でビザを取るのが大変で、現地から書類を取り寄せたりするのが一苦労。現地に着いてからも外国人登録という手続きを役所で2時間かけてやる必要あり。色んな部署を書類持って歩き回る手続きで、担当者が行方不明、言うことが二転三転等アフリカの役所なんて超適当だからかなり疲れた。スーダンはアメリカと対立しており経済制裁でATMが使えなかったり言論統制でFacebookやグーグルが使えなかったりする。
スーダンは手続きが色々面倒な国なので来るのはアフリカを何ヶ月もかけて縦断してる人くらい、ちなみにスーダン経由以外のルートでアフリカ縦断しようとすると高確率で命が無くなるので注意。見どころは少なく手続きが面倒で旅行難易度が高いが人々が親切で現地の人との触れ合いが楽しい。
19時ジブチからアディスアベバ経由でスーダンのハルツームに到着。空港からタクシーで予約しているハルツーム市内のホテルへ。
今日の宿はAl salamホテル。ビザを取得する際に招待状を発行してくれるホテルがここしかなく、1泊4万3000円した。
Home
ロビーにはいかにもアラブの富裕層といった感じの人たちがたむろしている。
部屋は高級感あふれる感じがして、アロマが焚かれている。
廊下も高級感がある。
浴室も清潔。
翌朝ホテルをチェックアウトして、ハルツーム市内観光に出かける。気温は40度近くなり、まさに北アフリカといった感じ。道は綺麗に整備されていてさすが産油国といった感じ。
途中に線路を横切った、スーダンの鉄道はかろうじて運航されているらしい。
人通りも増えてきてだんだん中心部に近づいてきた。
Al Kabir Mosque
ホテルから歩くこと1時間、ハルツームで一番大きな、アル・カビールモスクに到着。この辺りはお祈りをささげる人で賑わっており活気がある。スーダンはイスラム国家で訪れる外国人が少ないせいか、かなり戒律は厳しいほうである。
この辺りは大きなビルが立ち並んでおり、スーダンの中枢部分であることがうかがえる。
通りはアラブ世界の雰囲気があふれる。日本人が珍しいのか、皆すれ違いざまに挨拶してくれる。
暑くて喉が渇いたので、アラビア語で何が書かれているか分からないが、コーラっぽいものを買って飲んでみる。飲んでみたところドクターペッパーに近い味だった。
Al-Rikini Mosque
ハルツーム市内にある、アル・リキニモスク。非常に高い尖塔が特徴。街中にはモスクがところどころあるが、最も目立つモスクの一つ。
小さなモスクが向こうに見える。
朝食を食べておらず腹が減ったので、昼食にする。通りにケバブを売ってあったので買って食べてみる。ラムとチキンがあり、ラムを選んだ。1個150円くらい。
パンにはさんで出してくれた。めちゃくちゃ旨い。
北へブラブラと歩いていると、青ナイルと白ナイルの合流地点に到着した。ハルツームはウガンダ・ビクトリア湖を発した白ナイルとエチオピア高原のタナ湖を発した青ナイルとの合流点でもあり、川の流れはひと目でわかる二色に分かれているのが特徴的。この先ゆったりと流れてエジプトへと向かう。
ハルツームの見どころを回って時間が余ってしまったので、歩いて空港まで向かう。空港で余ったスーダンポンドをドルに両替しようとしたがポンドからドルの両替はできないとのこと。仕方ないので空港で使い切ることに。目に入ったシェイクを買ってみる。スイカ味で結構うまい。
カタール航空でドーハへ向かう。離陸してしばらくすると機内食が出てきた。今回の機内食は煮込みハンバーグとライス。これまで食べたカタール航空の機内食で一番美味しい。
カタールのドーハで乗り換えて、羽田空港に向かう。今回は関空行きの便が満席だったので、羽田行きの便に切り替えた。
羽田行きに乗った後、機内食が出てきた。今回はチキンカレー。それほど辛くなく食べやすい。
もう5時間した後、昼食が出てきた。フィッシュを選ぶと魚を揚げて甘酢ソースをかけたものが出てきた。ご飯は日本風。
5月8日深夜、羽田空港に到着。カタール航空の羽田深夜着のチケットには大江戸温泉物語の無料チケットがついているので、大江戸温泉に入って深夜2時に翌朝まで休憩室で寝たることに。朝8時に起きて品川駅まで向かい、新幹線で京都に帰った。
これでゴールデンウイークの東アフリカ旅行を計画通り無事に終えることができた。東アフリカは観光地が少なく、地味な旅行になりがちだが、ローカルなエネルギッシュなアフリカを感じることができる。ある程度旅に慣れてきたら次の旅行先に東アフリカを選んでみてはどうだろう。